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2017年2月25日(Sat)

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あなたの元気の素に気がつく日。なぜ、元気でいられるのか? パワーの源が隠れている場所を見つけるでしょう。

植物が繋ぐ世界 Ⅱ(5)「桜2−2 ~八重桜・食べて取り込む美人のオーラ~」


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4月も中旬を過ぎ、満開のソメイヨシノは桃紅から緑へ。

満開の白桃色から桃紅色へと変わりつつ散る姿も美しい桜たち。

ありがとう、また来年、と想う心が人を豊かにしてくれる。

感動の余韻も覚めやらぬ中、

ソメイヨシノのあとに控えたラスボス「八重桜」がゆっくりと開花。

十二単のような豪華なフリルが、桜の春を締めくくる。

 

 

八重桜「閑山(カンザン)」。バラ科サクラ属。

学名:Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama.(※1)

 

幾重にもなった花びらの枚数は、ひとつの花頭で多くて50枚を越える。

入学式や新学期。

ソメイヨシノが終わった場合に備え、植えられる心強い桜。

桜湯をご存じでしょうか。

婚礼などのお喜びの席に出されるほんのりしょっぱい桜花の白湯。

あの桜花の塩漬けのほとんどは、八重桜「閑山」。

深い祝福の心と願いが込められている桜湯。(※2)

実は女性が未来永劫美しくいられる驚きのアイテムだったことを、誰が知っていたでしょうか・・・!

 

ざっくり挙げるだけでも、八重桜のもつ薬効は以下のとおり。(※3)

☆糖化を防ぐ効果

☆動脈硬化を予防する効果

☆美肌効果

☆美白効果

☆炎症を抑える効果

 

注目の美人秘薬は「桜の花エキス」。

八重桜「関山」の花びらから抽出されたエキスは、老化の原因である糖化を防ぎ、コラーゲンの産生を促進して肌にハリや弾力を与え、シミ・そばかすの原因とされるチロシナーゼの活性を抑制することにより美白効果も期待できるという。

 

さてここで、「糖化」というワード。近年耳にしたことはありませんか?

桜に潜んでいる天然香り成分「クマリン酸配糖体」が、塩漬けされることにより糖化・分解され、桜の芳香「クマリン」となるにも関わらず、その桜花そのものは食した者の糖化(老け)を抑制するという。そもそも糖化とは・・・。

 

糖化のイメージは焼き肉やホットケーキ。

タンパク質と糖が結びついてこんがりしてくるにつれて、徐々に漂ういい香り。これが糖化した証拠。(※4)

これが体内で起きると、タンパク質と糖が結びついて固くなったタンパク質が細胞にこびりつきコラーゲンやエラスチンを分解(=減少)。コラーゲンが減少するとシワやたるみになりくすみになり止めどなく老化へと進む。この「コラーゲン減少」を抑制してくれるのが、八重桜のエキス。

 

サプリメントやドリンクも手軽でよいのですが、今回はこのエキスをちょっと素敵に美味しくいただくアイデアをご紹介。(※5)

 

「桜湯」「桜の塩漬け」「桜茶」などの名称で購入できる塩漬け桜花を、お米と一緒に炊いた「桜ご飯」はいかがでしょうか。

割合はお好みですが参考までに、普通に水加減したお米3合と塩漬け桜花10本程度を普通に炊飯するとよいでしょう。

ほんのりピンクでなんとも素敵な香りが漂うご飯。懐石料理の「御食事」ポジションにも申し分ない上品さ。炊く前に桜花の塩を軽く振り捨てると、どんなおかずにも合わせられる万能ご飯に。

コラーゲンの多く含まれた煮魚や春の旬菜天ぷらなんかと一緒にいただく幸せは、四季があり侘びさびを知る日本の美しさをこれでもかと感じさせてくれる、本当に気分のよくなる幸せご飯。

 

幸せはなんて簡単ですぐそこにあるのだろうと、心から想わせてくれる桜の季節。

私達は春夏秋冬を愛し、なによりも全ての始まりである春を特別に愛す。

 

春に桜は欠かせない。

桜を祝福できない春は、来てはいけない。

 

 

 

***

(※1)学名ではセキヤマだが、通称はカンザン。どちらが正しいかは解明されていない。

 

(※2)お見合いや婚礼などでは「茶を濁す」「茶々をいれる」にかけて茶を避けて桜湯を供するようになったが、江戸時代では逆に「桜が散る」や、桜が散る際に色があせる種類を「桜ざめ」といわれることから、散るやら覚めるやらで、桜湯は縁起の悪いものとする風潮もあったという。

 

(※3)参考 「わかさの秘密」

http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/sakura-extract/

 

(※4)と、いうことは加齢臭も?と思い調べたところ、こちらは糖化と酸化のWアタック。抗菌よりも大事なことは抗糖化と抗酸化。気になる方へ朗報。なんと桜の香り成分クマリンには、抗菌、抗酸化の効果が!桜の香りと桜ご飯で、内外からケアしていきましょう。

 

(※5)桜の香り成分「クマリン」そのものには肝毒性があるため、サプリメント・ドリンク・ご飯ともに長期間大量摂取は望ましくないとされる。気をつけましょう。

(参考)http://ja.wikipedia.org/wiki/桜湯

 

【コラム・いけばな】赤木マキ

 

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赤木マキ(華道家/DJ)

華道家元池坊 いけばな正教授

1997年よりいけばなを学び、2003年より個人創作発表を開始。

都内クラブをベースとしたパフォーマンス、企業レセプション装花等を経て、植物関連等のコラムを執筆。花と植物そのものの計り知れないエネルギーを敬い、人と植物と宇宙の関係性を研究する。akg+、makiAKAGIの名義にてDJ・音楽活動を行い、いけばな・音楽ともにその可能性の拡張と概念の更新を理念としている。http://akagimaki.x0.com

写真:井田宗秀 http://ida.viewbook.com

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