2017年7月26日(Wed)

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周囲の言葉があなたの中に構築されていた固定概念を打ち壊す日。なるがままにしてみよう。

植物が繋ぐ世界 Ⅱ(4)「桜2−1 ~幸せを運ぶ美しきクローンたち~」


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さて、この季節はやはり我が国の国花「桜」で。

昨年の4月の桜(第一回)に続いて第二回と第三回を、連月展開と致しましょう。

 

目立ったスタートは2月中旬。早くは前年10月より咲き始める様々な品種の桜たち。

10月〜4月にかけて早咲き順に、四季桜、ヒマラヤ桜、寒桜、寒緋桜、寒咲き大島桜、早春桜、安行寒緋桜、枝垂れ桜、山桜、江戸彼岸桜、染井吉野、大島桜、大山桜、里桜、八重桜、と、これでも桜のほんの一部。桜の種類は江戸時代までに栽培品種を含め300種越え、現在では600種を越えているとされている。

 

色の濃いもの、薄いもの。開き具合も違うもの。

あまりの多様さに桜かどうかも不安になってくる3月のこの頃。

ネット上でも春を喜ぶ報告が盛んに行われ始めるものの、そのほとんどが惜しくも梅か桃であることを突っ込む勇気はあまりない。

所詮、どちらでもいい。春は春。花は花。その開花が誰かの気持ちを軽やかにしたのならば、花植物にとって本望。春を演出できたなら、それこそが花。花は世界が喜びで溢れるのなら、細かいことなど気にしない。

気にはしないのだけど、出来れば次こそは間違わないように、ひとつだけ憶えておいてほしい。「木枝と花の距離が0または激的に近ければ、それは99%梅か桃だと思ったほうがいい。」

桜は、さくらんぼのようなもの(※1)。舌で丸めて遊べるあの「枝」が確認できたなら、それは桜と考えてほぼ間違いはないでしょう。

  

桜の花言葉 「精神の美」「優美な女性」 (※2)

 

諸説様々ある中の、サクラの語源のひとつとされる日本神話の女神・木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)の美しく清い姿にあやかったことに由来する。そしてサクラは、木花咲耶姫が富士山の山頂より種を撒いたことにより日本に広まったとされている。

 

「純潔」「優れた美人」の花言葉を持つ、我が国の象徴(※3)であり桜のイメージでもあるソメイヨシノの全てはクローン。

ソメイヨシノは種子で増やすことができないので、接ぎ木で増やす。江戸彼岸桜と大島桜が両親の、1730年頃生まれの一本のソメイヨシノから増えたクローン。日本だけではなく世界各国に嫁入りしたソメイヨシノも、全てその一本から増え育った全く同じ遺伝子を持つ横並びの兄弟達。

 

同遺伝子プログラムにより、一斉に開花する4月上旬。

その色香は全ての生命を幸せにし、天然ときめきホルモン誘導体エフェドリンを含んだ花粉を振り撒き、あらゆる「恋」を誘う。

花が終われば、また一斉に葉桜へ。

開花時には大事に仕舞っておいたリラックス芳香「クマリン配合体」は、開葉とともに外へ飛び立ち全国に安息を、地球をリラックスで充満させていく。

 

桜は日本の戦士達。

地球の土壌をどんどん浸食。

4月の地球が青と白と桃色のマーブルになるころには神様も地上に降りてきて、それは私達の目指す桃源郷。

桜と供に進みましょう。

桜の開花を祝いましょう。

  

 

(※1)さくらんぼが実る桜は「西洋実桜(wild cherry)」「酸実実桜(Prunus cerasus)」という種。ともに、バラ科サクラ属サクラ亜属。

 

(※2)花言葉はそもそも19世紀西欧社会の貴族の言葉遊び。日本へは明治初期につたわり自国作の花言葉が楽しまれ始めた。

日本の国花の「桜」の花言葉の由来には米国生まれ説もあり、【アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントン(1732~1799)が子供のときに庭で斧を振り回していたところ、誤って父が大切にしていたサクラの木を切ってしまい、それを正直に告白したまっすぐな精神を褒められた】、というもの。こうなってくると、既にその花の姿との関係は希薄であり、花言葉の清い存在意義も難しいところとなってくる。

 

(※3)厳密には国花は「山桜」

 

【コラム・いけばな・写真】赤木マキ

 

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赤木マキ(華道家/DJ)

華道家元池坊 いけばな正教授

1997年よりいけばなを学び、2003年より個人創作発表を開始。

都内クラブをベースとしたパフォーマンス、企業レセプション装花等を経て、植物関連等のコラムを執筆。花と植物そのものの計り知れないエネルギーを敬い、人と植物と宇宙の関係性を研究する。akg+、makiAKAGIの名義にてDJ・音楽活動を行い、いけばな・音楽ともにその可能性の拡張と概念の更新を理念としている。http://akagimaki.x0.com

 

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