2017年5月30日(Tue)

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周囲との調和を保つ日。自己中心的になりすぎていないか、自分自身をチェックしましょう。相手の視点を意識して。

植物が繋ぐ世界 Ⅱ(8)「ひまわり ~ゴッホの執着した太陽~」


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8月のひまわり。

 

路地に生えた巨大なひまわりをご覧になったことは?

高さ3~4m、茎の直径約5cm、直径30cmはあろうかと思われる花頭。

二葉がでてから約二ヶ月程度であの大きさまで成るという。

種にシマシマがあれば、アメリカンジャイアント

種にシマがなく真っ白ならばロシアンジャイアント

ともに原産地:北アメリカ。キク科。英名:サンフラワー。

             

ヒマワリ(サンフラワー)の原産地は北アメリカ大陸西部と考えられており、欧州に渡ったのはコロンブスの新大陸発見後。

紀元前からインディアンの主要食物とされ、古代インカ帝国では太陽神の象徴として大切にされてきた。神殿にはサンフラワーの型が掘られ、太陽神に使える聖女たちは金細工のサンフラワーを身につけていた。

16世紀にスペインがインカ帝国を征服。1510年にこの種を持ち帰りマドリードで栽培し(1564年頃にスペイン人医師のニコラス・モナルテスが持ち帰ったという説も有る)、100年を得て17世紀にようやく近隣欧州へ伝わり、中国を経由し日本に伝来した。(※1

 

ヒマワリは主に食用として栽培され広まった。

その種のスーパーフードぶりは女性の美容全般や、お腹周りや成人病の気になるお父さんにまで効果絶大

【葉酸、リノール酸、オレイン酸、ビタミンE、鉄分、亜鉛、繊維、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、マグネシウム、カルシウム、カリウム、良質のタンパク質、トリプトファン etc…】(※2

 

特記するなら豊富な「ビタミンE」「リノール酸」「葉酸」。

☆「ビタミンE」は老化防止、冷え、アンチエイジング、美肌に役立ち、肩こりや冷えをはじめとする更年期障害の改善にも効果が期待大

☆ 「リノール酸」はコレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化を予防。頑固な中性脂肪にアタックしスッキリしたお腹に!

☆ 「葉酸」は赤ちゃんの神経管閉鎖障害予防に、妊娠初期のママには欠かせない栄養素

 

他にも、「トリプトファン」は精神を安定させ、不眠やうつ症にも効果有り

 

など、書き足りないほど効能・栄養価抜群のヒマワリをモチーフにしたフランス画家は少なくはない。

 

誰もが知るフィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」。

あまりにダークすぎてそれほどポピュラーではないエゴン・シーレの「ひまわり」。

他にもクロード・モネ、ポール・ゴーギャン、アンリ・マティスの「ひまわり」など。

 

ゴッホはひまわりの作品を生涯に12枚描いた。(※3

うち、花瓶に挿されているものがよく知られている7点。

「3本のひまわり」1点。

「5本のひまわり」1点。(第二次世界大戦の芦屋市空襲にて消失)

「12本のひまわり」1点。

そして日本・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 蔵の「ひまわり」を含む「15本のひまわり」が4点。

 

1888年。ゴッホはヒマワリの絵を、大好きなゴーギャンが一緒にアトリエで暮らしてくれるよう、壁の飾りとして描き始めた。

晴れて共同生活がはじまるも性格不一致のためにたった二ヶ月で出て行かれ、アブサン酒(※4)を飲み過ぎて自らの耳を落としてしまったけれど、その後、気に入っていたモチーフなので生活のために「15本のひまわり」のうち3点を自筆模写した。

 

ゴッホは、黄色のこの色が、太陽のようなこの花が、きっと幸せを運んでくれると感じていたに違いない。

例えそれが自身とかけ離れたものへの渇望であったとしても、部屋の中にビタミンカラーと太陽を置くことの意味を肌で感じ、自然に陰陽を取り入れていた点は全く以て動物的天才であったといえる。

 

ゴッホやモネの名の付いたヒマワリも、街の花屋を賑わせている今。

お部屋の中に太陽を。彼らの見たヒマワリに想いを馳せてみませんか。

 

 

 

 

※1)ヒマワリ参考

参考出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒマワリ wikipediaより

※2)栄養価参考

参考出典: http://calorie.slism.jp/105027/

※3)ゴッホとひまわり参考

参考出典: http://ゴッホ.jp/research/r06.php

※4)幻覚作用のあるニガヨモギと、アニス、ウイキョウなどで作る薬草酒。

アブサン中毒で身を滅ぼした芸術家も少なからずいたこともあり、20世紀初頭にはスイス・ドイツ・アメリカなどでアブサンの製造・流通・販売は禁止された。

参考出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/アブサン wikipediaより

【コラム・いけばな・写真】赤木マキ

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赤木マキ(華道家/DJ)

華道家元池坊 いけばな正教授

1997年よりいけばなを学び、2003年より個人創作発表を開始。

都内クラブをベースとしたパフォーマンス、企業レセプション装花等を経て、植物関連等のコラムを執筆。花と植物そのものの計り知れないエネルギーを敬い、人と植物と宇宙の関係性を研究する。akg+、makiAKAGIの名義にてDJ・音楽活動を行い、いけばな・音楽ともにその可能性の拡張と概念の更新を理念としている。http://akagimaki.x0.com

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