2017年5月24日(Wed)

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終わりが始まりを示し、死が誕生を示すこと、その原理を自らに照らし合わせて考える日。あらゆる変化を受け止めて。

世界遺産富士山につたわる伝説


ついに日本の象徴ともいえる霊峰・富士山が世界遺産に登録されました。

富士山といえば、「世界遺産」の次に浮かぶキーワードに「噴火」と答える人も多いのではないでしょうか。そう、富士山は、日本一大きな活火山。東日本大震災以降、その噴火の可能性について、たびたびメディアで取り上げられ話題となっています。
この、美しくも力強い富士山。

実は、この富士山を依代として崇拝されているのが女神だというのはご存じでしょうか?

その女神の、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)という何とも可愛らしい響きを持った名前で呼ばれています。山をつかさどる神・オオヤマツミノカミの娘とされ、木花(さくら)が咲いたように美しいと言われていました。
『古事記』や『日本書紀』にしるされている皇統直系の神・ニニギノミコトの神話には、ニニギノミコトが日向の高千穂峰に降臨し笠紗岬(鹿児島県)で、美女に出会うとされています。この美女が、コノハナサクヤヒメです。
二人は一目で恋に落ち、ニニギノミコトは、父神・オオヤマツミノカミに「ぜひ、あなたの娘と結婚させてください」と姫との結婚を乞います。オオヤマツミノカミは、これに対し「私にはふたりの娘がいますが、どちらの娘をお望みでしょうか」と尋ねました。そう、コノハナサクヤヒメには、イワナガヒメという姉がいたのです。花のように美しいコノハナサクヤヒメに対し、イワナガヒメは容姿は美しくありませんが、岩のように丈夫なからだをもち、長生きすると言われていました。ニニギノミコトは、醜いイワナガヒメを拒みました。拒まれたイワナガヒメは、そのことを恨み恥じて、「人の命は木花(さくらの花)のようにもろく儚い」と嘆き、人の死が避けがたいものであるということを示唆しました。

日本の国づくりをしたニニギノミコトが、丈夫で長寿なイワナガヒメでなく、美しさはあるものの、薄命なコノハナサクヤヒメを選んだことで、生けとし生けるものすべての命は短命になったとも言われています。

さて、ニニギノミコトのもとに嫁いだコノハナサクヤヒメですが、姫はなんと、一晩にして子供を身ごもりました。そして、出産が近いということをニニギノミコトに伝えると、あまりにも早いことからニニギノミコトから「自分の子でないのでないか」と疑いをかけられてしまいます。

自分の貞操を疑われたコノハナサクヤヒメは、目を吊り上げて怒り「神の子(あなたの子)であれば、どんな困難な状況でも必ずや無事にうまれてくるでしょう、他の人の子であれば、幸せに出産できることはないはずです」とニニギノミコトに告げ、出口を土壁で塗り塞いだ産室にこもり、外から火をつけて出産を迎えます。

そして、豪火の中、コノハナサクヤヒメは、3人の御子を分娩し、子の無事をもって自らの疑いを晴らしたのです。

美しさと、炎のような荒々しさをあわせ持ったコノハナサクヤヒメ。この姿を、人々は、美しい山体を誇りながらも、時折、恐ろしい炎を噴き出す富士山と重ね、富士山を依代とする神として祀りました。

日本人のこころ、日本のシンボルとも言われる富士山。

そこに祀られる神が、美しくも儚いコノハナサクヤヒメであることは、日本人であれば、なんとなく理解できるのかもしれません。

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