真夏といえば、力強く輝く太陽の季節。
そして8月の新月は、太陽を守護星にもつ獅子座の新月です。
流れが早いといわれる今年。
波に乗る秘訣は、「いらないものを捨てる」。
もう必要ではない考え方、思い込み、過去のトラウマ、知らずのうちにつくってきた制限や制約。
それらを捨て、もともと自分が思い描いていたブループリントを、実現に向けて動き出すときです。
8月、獅子座の新月からは、マニフェスト(Manifesto)という言葉が浮かびます。
自分の中にあるものを、表明する。
自らの望む世界は自らクリエイトするのです。
太陽が自らを輝かせているように、自分の内側の輝きに注目してみる。
いらないものを脱ぎ捨て、本来の姿で、自らが望む世界を創っていく。
そう、この人生の主役は私!
ここに気づいたとき、おすすめなのが群馬県の榛名神社。
榛名山は火口丘の榛名富士と火口湖の榛名湖を中心に外輪山が並ぶ、古くから山岳信仰が盛んだった場所。
榛名富士から榛名湖を経て、榛名山の中腹にある神社へと、エネルギーが流れているのを感じます。
境内に入り二ノ鳥居をくぐった正面には、まるでお寺の山門のような国指定重要文化財の随神門。
世俗との結界である随神門から参道を歩くこと30分、石段の上に圧倒されるような巨岩。
双龍門と鉾岩(ほこいわ)です。
鉾岩を見上げると、岩を見ているだけでドクドクと大地のエネルギーが流れ込み、力がみなぎってくるのが分かります。
双龍門をくぐり境内に入ると、絢爛豪華な彫刻の施された本社、供物を捧げるための幣殿、拝殿があります。
圧巻なのは、榛名神社の御神体でもある御姿岩(みすがたいわ)。
本社社殿と合体しているというよりは、巨大な岩から社殿が生まれ出でているかのよう。
巨大な岩のさらに上には、人の頭のような形の岩が、絶妙なバランスで乗っています。
神様の姿を現していると言われる御姿岩、まさに湧き上がるエネルギー!
御姿岩を見上げているだけでも、自分自身のキャパシティーが大きく膨らんでゆく感覚を覚えます。
この場所では、望んだことをしっかりとこの世に生まれ出させる力を、強く感じることができるはずです。
榛名神社のご祭神は火産神(ほむすびのかみ)。
力強く、迷いなく、高まるエネルギー。
火は変容も表します。
なかなか変えられない頑固な思い込みや習慣も、火のパワーで、本来自分がなりたい方向に変容させてくれるでしょう。
今年の夏、誰のためでもなく自分自身のために、自らの想いを力強く、輝かせましょう。
【榛名神社】
群馬県高崎市榛名山町849
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藤本ゆり
チャネラー。高次の存在、自然からのメッセージを受け取り伝える。
聖地巡礼ツアーや様々なワークショップを積極的に行っている。
近年ヒーリングに気功を取り入れるなど、常に自身を進化させている。
写真:井田宗秀 http://ida.viewbook.com