【KOKOri..流 バランシング・タロット~カップの7】

こんにちは、フォーチュンセラピストKOKOri.です。

 

 

 コラム更新のタイミングは獅子座で満月の日ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?天気予報では全国的に大寒後の大寒波。冬らしい冬がまたやってくるのですね。獅子座は自然界のエレメントにおいては「」。このカードのエレメントは「」に属しています。「水」は雪になりますが 「火」はそれを溶かします。その関係性が数字の「7」と関わるとどうなるのでしょう? それではどうぞご一緒に。

 

ところで「バランシング・メソッド」ってなに? >>> 初回コラムはこちら。

 

 カップの7 

<カップの7>

  夢を見るのは私たちに与えられた特権です。現実だけが生きる範囲なら人間とってこれほど息苦しい牢獄はありません。私たちが夢に隠れ家を持てたり、未来に描くビジョンのおかげで今をしっかり生きることに繋がっていることに異論を唱える人はいないのではないでしょうか。その一方で、現実と向き合わないでいられるのも夢のおかげだったりします。あなたにとって夢ってなんですか?

 

 カップの<7>の絵柄では、聖杯から宝石や王冠、お城や聖獣の龍、蛇、女性が出てきますこれは欲望や妄想の象徴。手に入るかどうかはともかく、雲の中から現れた奥深い次元からの夢の出現に我を忘れた状態。それを人物の影の濃さで表しています。カバラ数秘術で「7」は世俗から超越した神秘性やユニークな存在を表しています。まさに純粋な夢想家のイメージですね。

 

  このカードが正位置で出ると、湧きだしたイメージを追っていることを示します。想像力は素晴らしいもの。それが行動と直結していれば、ですがそうでない場合はどうなるのでしょう? どうやら逆位置が詳しく教えてくれるようですよ。

 (バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)

 

  カップの7 

【バランシング・メソッド/過剰

「あのステキな人はきっと優しくて賢くて誰よりも強くて、私にとって白タイツの王子様に違いないわ。彼もなんだか私に気がありそうだし。さっそく誘ってみようかしら?」「このプロジェクトは全然準備する時間がなかったけど、一発勝負でも、まあなんとかなるだろう。ボスには経過報告より説得が先だ!」なんの根拠もないのにそう思い込める幸福、そんな状態です。

 

 

☆バランシングタロットからのひと言

 想像が現実とどのくらい近いのか、あるいは離れているのか。その距離を測ろうとせずにいきなり思い込みだけで突っ走っても結果は見えていますよね。想像あるいは妄想が過剰にふくらむと、人はなぜか神の力を持ったような全能感がみなぎります。それこそが失敗の予兆とも気づかずに。

 

 

 

【バランシング・メソッド/不足

 「本当はあの学校を受験したいけど、偏差値が足りないから志願するのはやめておこうかな」「あんまりこの仕事に向いてないなって自分でも思うけど、じゃあ何に向いてるの?って聞かれるとわからないから身動き取れないないんだよなあ」という状態です。夢は現実を変化させるきっかけになるのに、現実に捕らわれすぎて”本音という夢”を見据える勇気が出ない状態なのですね。

 

 

☆バランシングタロットからのひと言

 欲望や妄想は癒しにもなれば精神の不安定を助長させる要素にもなります。夢を持ったがために人生を遠回りしてしまった、という場合もあるでしょう。しかしイリュージョンが持つデメリットに怯え、適切な理想を持てないと人生は萎んでしまいます。豊かな日々を歩むためには、ある節目で現実を超えたイメージを描く必要があるのです。私たちにそんな力が与えられているのは、夢の実りを味わうためではないでしょうか?

 

 

 

 

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