【KOKOri..流 バランシング・タロット~ソードの8】

こんにちは、フォーチュン☆セラピストKOKOri.です。

 

今回のコラムは、新月が蟹座にあるタイミングでの更新です。蟹座のエレメントは「」。情愛、思いやり、感情、いわばプライベートな人間の内面エネルギーを司っています。そして(毎回書いてますが)現在ご紹介している「ソード」カードのエレメントは「」。冷静さや平常心、社会性、ステータスの構築や公的な人間関係、論理性や知識を司っており、「水」とはいわば対局にあるエネルギーなのです。そして今回ご紹介するカードの数字は「8」。この数字のエネルギーが加わると一体どうなるでしょう? それでは、どうぞご一緒に。

 

 

ところで、「バランシング・メソッド」ってなに? >>> 初回コラムはこちら。

 

ソードの8

 

<ソードの8>

絵柄を見ると、一人の女性が剣に囲まれ、目隠しされた上に手を縛られたまま立っています。足元は沼地。背後にはそびえ立つ山の上にグレーの城。彼女が身動き取れない理由は何でしょう? 権力者からの強制で彼女がまるで無力であるかのように見えますが、実は剣の柵の目の前は開かれ、彼女の足元は自由です。どうやらこの状況を招いたのは本人のよう。現実を見ずに、「風」と「水」の狭間でグルグルしているため自分を見失いかけているのです。ちなみに紐の結び方は一説によるとフリーメイソンのイニシエーションと一致するとか。選ばれし者が示す、困難を受け入れる強い意志と脆い感情が交差している状態ともいえそうです。それでは逆位置で出たときはどうなるのでしょう?

 

(バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)

 

ソードの8

 

【バランシング・メソッド/過剰

「彼に借金があるから親が結婚を認めてくれないの。しかも返済するどころか日々借り入れが増えてて……別れる勇気もないし、私がいっそのこと肩代わりしようかと思うのよ。どこかでお金借りて」あるいは「親父の会社、二代目を継いで社長に就任したとたん、古参の幹部がああだこうだと意見を押し付けてきて。経験が少ないから反論できなくて今じゃ若手からは”イエスマン社長”と陰口を叩かれて……自分が情けないよ」という状態です。周囲の状況を手に負えない巨大な問題だと決めつけ、考えすぎたり思考停止の状態になっているのですね。

 

 

バランシング・タロットからのひと言

 自分ではどうすることもできないように見える大きな出来事でも、バランス感覚のある当事者意識を持てば打開策は発見できます。状況をコントロールすべきは本来誰なのか、見極める力が問われているのですね。

 

 

 

【バランシング・メソッド/不足

「彼はわりとヤキモチ焼きだから友だちと会える機会がめっきり減ってる。恋愛ってこんなものかなあ。自分がムリしてるのかどうかもよくわかんない」あるいは「規制緩和の推進でビジネスチャンスが拡大してるとはいえ、ここだけの話、規制受けてたほうがかえってラクに動けたんだよねえ。新しいこと考えなくてすむじゃん?」という状態です。取り巻く状況に深く向き合う必要があっても葛藤を受けいれられず、無意識に避けているのですね。

 

 

バランシング・タロットからのひと言

 現実を直視するためには、自分がそのステージでどうありたいのか、あるべきか、胸に手を当ててしっかり熟考する必要がある場合もあり得ます。あえて受難を引き受ける覚悟で立ち止まるべきタイミングなのですね。

 

 

 

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KOKOri./フォーチュンセラピスト

”真の自分らしさを最高に開花させることが開運好転のカナメ。そんな方が一人でも多くなれば未来ニッポンに光の柱が立つ”という志で活動。13年目。カバラタロット、クリスタル&サビアン占星術、パームリーディング(手相)、風水、九星方位気学など東西の神智、神秘学を融合させた独自のアウェアネス・メソッド【Star✽Flow】により、セルフイメージを整え、開運ポテンシャルを高めるパーソナルセッションと各種WSを企画開催。2013年6月、お守りメッセージブック『魂守りコトバ~がんばっている人に効く言葉のおまじない』(イラスト:利光春華)<世界文化社刊>を出版。WEB、雑誌等での執筆も多数。

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