【KOKOri..流 バランシング・タロット~ソードの9】

こんにちは、フォーチュン☆セラピストKOKOri.です。

 

今回のコラムは、満月が山羊座にあるタイミングでの更新です。山羊座のエレメントは「」。経験や着実な努力を重んじ、現実感覚、安定を希求するエネルギーを司っています。そして(毎回書いてますが)現在ご紹介している「ソード」カードのエレメントは「」。冷静さや平常心、社会性、ステータスの構築や公的な人間関係、論理性や知識を司っており、「土」と組み合わせると厳しくも明確な何かが生み出されそうです。そして今回ご紹介するカードの数字は「9」。この数字のエネルギーが加わると一体どうなるでしょう? それでは、どうぞご一緒に。

 

 

ところで、「バランシング・メソッド」ってなに? >>> 初回コラムはこちら。

 

ソードの9

 

<ソードの9>

絵柄を見ると、まさに厳しい試練に晒され、眠れない闇夜に包まれ絶望に浸る人物が描かれています。ベッドの彫刻も闘いを示唆するような模様で、不安や緊張が最高潮に達したかのようにも見えますが、意外なことにベッドの毛布にはバラと12星座のマークが規則正しく配置され、失望を湛えた身体をくるむには、不似合いなカラフルさです。そして人物の上に飾られた剣は整然と並べられ、混乱した様子とは無縁ですね。どうやら、この人物の抱えている絶望や不安は現実にはそれほどの混乱を招くものではないのでしょう。宇宙や自然界からの解決のヒントは手元にある、なのに真実を見ようとしない、手で顔を覆う態度が闇を広げているだけなのですね。それでは逆位置で出たときはどうなるのでしょう?

 

(バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)

 

ソードの9

 

【バランシング・メソッド/過剰

「あの恋が破局してもう半年、だけど私はまったく立ち直れていないわ。誰と会っても何を見てもむなしいだけ。涙も枯れ果てて、私に残っているのは彼の残したわずかな忘れ物と抜け殻のこの身体だけなのよ」あるいは「起業してあれこれ試行錯誤してきたけど、結果はゼロ。やっぱり独立なんてするんじゃなかった。新しい企画の話も悪い知らせにしか聞こえないよ。。」という状態です。自分の置かれた状況を打開する方策が何もないと感じ、打つ手ナシと決め込んだ状況といえます。

 

 

バランシング・タロットからのひと言

 他人から見れば小さな闇でも本人にとっては広大な闇。その主観的な意識にスッポリ飲み込まれてしまっていると新しい視点は見いだせません。他人の目で自分の置かれた状況を見てみると、それほど絶望的な環境にはいないのだとわかるはず。一見、不幸に見えても、人生には突破口が必ず用意されているものです。

 

 

 

【バランシング・メソッド/不足

「最近、寝不足だし疲れてる。外の刺激を追うよりもゆっくり内面を見つめたほうがいいと思うから瞑想でもしてみようかな。ただ、よくわからないけど、自分を見つめるってのがなんだか怖くてね」あるいは「どうしても仕事先に苦手な人がいるんだけど、理由が見つからないんだよね。昔、似た人に出会ってある恐怖を体験した記憶はあるんだけど、具体的にどういうことだったのか思い出せなくて心細くなるし。。」という状態です。真実に向き合い、乗り込えるタイミングが来ていても、無意識に抵抗してしまい、どうしても避けてしまうのですね。

 

 

バランシング・タロットからのひと言

 自分の内面や過去と向き合うことで消える恐怖感や失望感があったとしても、まずは闇ときちんと対面する心の準備が必要です。その一歩手前にいるのだと自覚し、安定した手順を踏んでインナートリップすれば、現実レベルで解決を導くヒントがもたらされることもあります。

 

 

 

 

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KOKOri./フォーチュンセラピスト

”真の自分らしさを最高に開花させることが開運好転のカナメ。そんな方が一人でも多くなれば未来ニッポンに光の柱が立つ”という志で活動。13年目。カバラタロット、クリスタル&サビアン占星術、パームリーディング(手相)、風水、九星方位気学など東西の神智、神秘学を融合させた独自のアウェアネス・メソッド【Star✽Flow】により、セルフイメージを整え、開運ポテンシャルを高めるパーソナルセッションと各種WSを企画開催。2013年6月、お守りメッセージブック『魂守りコトバ~がんばっている人に効く言葉のおまじない』(イラスト:利光春華)<世界文化社刊>を出版。WEB、雑誌等での執筆も多数。

 

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