前回は、誰からも愛される「天印星（てんいんせい）」について解説しました。今回は、成長期にあたる「少年少女の時代」を象徴する「天貴星（てんきせい）」の、真面目でプライドの高い一面に迫ります。

◇「天貴星」ってどんな星？

天貴星は、エネルギーが比較的強い星です。これは、大人になるための準備期間として、社会のルールや知識を吸収し、自意識が芽生える「少年少女」の状態を表します。そのため、この星を持つ人は、「正しいこと」「品格」を重んじ、真面目に努力する力があります。その一方で、「どう見られているか」を非常に気にするプライドの高さも特徴的です。

◇「天貴星」の人はどんな性格の持ち主？

天貴星を持つ人は、真面目さとプライドが混在した、以下のような性格を持ちます。

真面目な努力家で学び上手：

責任感が強く、与えられた役割を忠実にこなします。ルールや知識の習得に熱心で、成長のためにコツコツと努力を重ねることができます。

プライドと自意識が高い：

自分の才能や能力を信じているため、自尊心が非常に高いです。そのため、人前で恥をかいたり、失敗を見せたりすることを極端に嫌います。謙虚さを意識することが大切です。

美的感覚と品位を重んじる：

ファッションや芸術、教養など、美しく品格のあるものに惹かれます。世間体が気になるため、立ち居振る舞いや言動にも気を配ります。

純粋で疑うことを知らない：

少年少女のように純粋で、物事や人に真っ直ぐ向き合います。人を疑うことをしないため、信頼される一方で、騙されやすい一面もあります。

◇「天貴星」の人の恋愛傾向は？

プライドと真面目さが恋愛にも影響します。

慎重で受け身なアプローチ：

プライドが高いため、自分から積極的にアプローチするのは苦手です。相手が自分に好意を持っているという確信がなければ動けません。

品格と教養を重視：

相手にも自分と同じく、品位や教養、常識があることを求めます。あまりに個性的な人や、世間から外れたタイプは恋愛対象になりにくいでしょう。

結婚を意識した真剣な交際：

恋愛は遊びではなく、結婚を前提に考える傾向が強いです。お付き合いする相手との将来や、社会的に誇れる家庭が築けるかを重視します。

◇「天貴星」の人の仕事運・向いている仕事は？

真面目さ、探求心、そして美的感覚を活かせる仕事が適職です。

教育・研究・学問系：

知識の習得や探求心が旺盛なので、教師、学者、作家、専門職など、学びを深める分野に適性があります。

芸術・クリエイティブ系：

優れた美的感覚を活かし、ファッション、デザイン、アート、インテリアなど、美を扱う仕事で才能を発揮します。

組織の中で信頼を築く仕事：

真面目で責任感が強いため、ルールがしっかりした組織や大企業で、上司や周囲の信頼を得て昇進していきます。

◇人生における「天貴星」の影響（場所別）

天貴星が人体図のどこにあるかで、その性質が現れる人生の時期が変わります。

◎初年期（0歳～22歳頃）

真面目で優等生タイプ。親や先生の期待に応えようと頑張り、礼儀正しく育ちます。自意識が強く、思春期に精神的な葛藤を抱えやすいでしょう。

◎中年期（23～60歳頃）

品位を保ちながら活躍。社会的な地位や名誉を求め、真面目な努力で信頼を築きます。世間体や体面を重視するため、周りから尊敬される立場を得やすいです。

◎晩年期（60歳頃～）

晩年も教養と品格を大切に。年を重ねても品の良さを保ち、知識や趣味を深めて穏やかに過ごします。親や家族との関わりが濃くなる傾向があります。

◇天貴星が2つある人は？

天貴星が2つ以上ある場合、プライドと自意識が非常に強くなります。「人からどう見られているか」を気にしすぎるあまり、行動が消極的になったり、融通が利かなくなったりしがちです。しかし、その根底にある純粋な心を失わなければ、その強いプライドは最高の品格となり、周囲に一目置かれる存在となるでしょう。

天貴星を持つあなたは、「少年少女の純粋さのまま、常に「一流」を目指し続ける”真の優等生”」です。自分を信じ、真面目に努力する姿勢は、周りのお手本となります。世間体を気にしすぎず、自分の信念を貫くことで、人生に揺るぎない地位と名誉を築くことができるでしょう。