算命学で知る – 相性に「良い」「悪い」はないってホント?

皆さん、こんにちは!

今回のコラムでは、東洋占星術の中でも奥深い魅力を持つ「算命学」を

ちょっぴり覗いてみたいと思います!

 

特に、気になるあの人との相性について、「良い」とか「悪い」とか、

一度はドキドキしながら検索したことがある方もいるのではないでしょうか?

 

でも、算命学の世界では、ちょっと意外な考え方をします。

 

なんと、相性に「絶対的な良い」「絶対的な悪い」というものはない、

とされているんです。

 

「えっ、どういうこと?」って思いますよね。

 

それを理解するために、まずは算命学の基本的な考え方である「五行」と、

その関係性を示す「相剋(そうこく)」「比和(ひわ)」「相生(そうしょう)」というキーワードを見ていきましょう。

 

算命学では、この世のあらゆるものを「木」「火」「土」「金」「水」の五つの要素で捉えます。

そして、これらの要素がお互いに影響を与え合いながら、バランスを保っていると考えます。

人間関係も、この五行の組み合わせで読み解くことができるんです。

 

 

ケンカするほど仲が良い?「相剋」ってどんな関係? 

 

「相剋」とは、五行がお互いを抑制したり、打ち消したりする関係です。

例えば、木は土の養分を吸い取る、火は金を溶かす、土は水の流れをせき止める、金は木を切り倒す、水は火を消す、といったイメージです。

一見すると、ぶつかり合う「悪い」関係のように感じるかもしれません。

 

でも、ちょっと視点を変えてみましょう。相剋があるからこそ、お互いにないものを持っていることに気づき、刺激し合い、成長できる側面もあるのではないでしょうか。

違う意見を持つ人と議論することで、新たな発見があったり、自分の考えを深められたりすることってありますよね。

 

 

価値観ぴったり、居心地最高の「比和」

 

「比和」とは、同じ五行同士の関係です。例えば、木と木、火と火といった組み合わせです。

これは、価値観が近かったり、共通の話題で盛り上がったりと、とても居心地の良い関係と言えるでしょう。

 

安心感や共感を覚えやすく、一緒にいると自然と心が安らぎます。

友達や家族など、長く続く大切な関係に多いかもしれませんね。

 

 

お互いを高め合う「相生」

 

「相生」とは、ある五行が次の五行を生み出し、育んでいく関係です。

例えば、木は燃えて火を生み出す、火が燃えた後には灰(土)になる、土の中から金属(金)が生まれる、金属が冷えると水が生じる、水は木を育てる、といったイメージです。

 

この関係は、お互いを助け合い、成長を促す、とてもポジティブな繋がりと言えます。

困った時にそっと手を差し伸べてくれるような温かい関係かもしれません。

 

 

占いは人間関係をより良くするためのツール! – 大切なのは「関わる」ということ

 

算命学では、生年月日などから個人の持つ五行を割り出し、その組み合わせで人間関係を読み解きます。

もし、占いの結果で「相剋」の組み合わせが出たとしても、それは決して「この人とは絶対にうまくいかない」という意味ではありません。

相剋は、お互いを高め合うためのエネルギーであり、比和は安心感を与えてくれる心地よい繋がり、相生はお互いを育み合う温かい関係です。

 

どの関係性にも、それぞれの良さがあり、私たちにとって大切な学びや気づきを与えてくれるはずです。

もし占いの結果で気になる相手との相性が「良くない」と出たとしても、そこで関係を断ってしまうのは、とてももったいないことです。

なぜなら、人間関係の面白さや深さは、単純な「合う」「合わない」だけでは測れないものだから。

 

違う価値観を持つ人と関わることで、自分の視野が広がり、新たな発見があるかもしれません。

時にはぶつかり合いながらも、お互いを理解しようと努めることで、より深い信頼関係が築けることもあります。

 

大切なのは、占いでお互いのことを知るツールとして使い、

さまざまな個性を持つ人たちと積極的に関わり、その中で自分自身がどう感じ、どう成長できるかを見つめていくこと。

 

人生は、色々な人との出会いによって彩られます。

臆することなく、素敵な人間関係を育んでいきましょう。

 

 

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