お金持ち体質はこうして作る 《お財布グレードアップ術》
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもの。
お彼岸が過ぎる頃には、不思議と暑さも和らいで、
秋の気配がそこかしこに感じられるようになります。
お彼岸の中日にあたる秋分の日は、秋財布期間が幕を開ける日。
夏に大散財して落ち込んでいる人も、
秋こそ何か始めようと意気込んでいる人も、
縁起の良いお財布と金運アップ術を身につけて
実りの季節の恩恵をたっぷり享受しましょう!
なるほど納得!“持っている”人のお金の流儀。
以前、とあるエコノミストの方と対談した時のこと。
お話の中で何より印象に残ったのが
「裕福な人ほどお金も持ち物も丁寧に扱っています」という言葉。
自分でも把握しきれないほどの資産があれば、
値段をいちいち確かめもせずに買い物をし、
飽きたらすぐに新しいものに買い替える……
湯水のごとくじゃんじゃんお金を使う……
そんな暮らしぶりを想像しがちなだけに、少々意外でした。
でも、実際のエピソードを聞いて、なるほど!と納得。
それは、コンビニエンスストアの店員さんの体験談。
その方はごくごく庶民的な下町の店舗にずっと勤務していましたが、
ある時、欠員が出た高級住宅街の店舗へ一時出向することに。
そこで最初に感じたのが、お客さんの態度の違い。
豪邸に住むお金持ちは横柄な人ばかりかと思いきや、実際は真逆だったのです。
支払い時、レジ前の店員に対しても礼儀正しく、
物の扱い方やお金の渡し方がとても丁寧。
手入れの行き届いたお財布からきれいな新札を出されることもしばしばで、
受け取る時に気持ちが良かったそう。
一方、下町ではシワシワのお札を渡されたり、
小銭をポケットから無造作に出されたり、
お金の扱いがぞんざいなお客さんも多かったと振り返っています。
もちろん、違うケースもたくさんあるでしょう。
でも、たくさんのお金を持っている人は、
同時に、たくさんの信用を持っている人でもあります。
人に対する礼儀正しさ、お金や物の扱い方の丁寧さは、
すべてこの信用につながるもの。
お金もお財布も大切にすることが金運を引き寄せる第一歩となるのです。
引き寄せる、巡りを良くする、お財布の秘策。
よく知られていることですが、実際「お金は寂しがり屋」。
仲間がいるところには次々と集まりますが、
孤独にしておくと、別の仲間を求めてさっさと出て行ってしまいます。
お金を引き寄せるためには、
まず居心地の良いお財布を用意すること。
そして、たくさんの仲間を呼び込んでもらうために
とっておきの“プラスワン”秘策を実践しましょう。
お金にとっての居心地の良いお財布とは、
お札がのびのびできる長財布。
素材はチープなものではなく、できれば上質な本革で
内側の作りもきちんとしたものを。
どんなに外見がおしゃれでも、中がチープだったり、
使い勝手が悪かったりしたら、お金ものんびり休まりません。
また、レシートやポイントカードなどお金以外のものがぎっしりで
主役であるはずのお金が窮屈な思いをするのも困ります。
家に帰ってきたら、バッグやポケットに入れっぱなしにせず、
引き出しや箱の中などお財布専用の保管場所へ。
しまう前に中を確認して今日1日の収支を把握し、
レシート類はすべて抜いておくことをお忘れなく。
お財布がお金を蓄える力は夜、暗い場所でチャージされますから、
静かでゆったりできる指定席を作ってあげてください。
金運アップを願って、お財布にお守りをつけたり、入れている人は多いはず。
霊験あらたかな寺社は各地にありますから、
ご自分が崇拝するところへ詣で、その際に頂いてくるのも良いでしょう。
おすすめしたいのは、知る人ぞ知る日本三大金運神社
石川県白山市の[金劔宮]、
山梨県富士吉田市の[新屋山神社]
千葉県館山市の[安房神社]
実際、私は金劔宮に参拝して貴重なご縁と円に恵まれました。
お守り以外にも<蛇の抜け殻>やシトリンクォーツ、ルチルクォーツといった<パワーストーン>、<鈴>、<米一粒>も有名です。
ただし、お財布にとっての主賓は、あくまでもお金。
「お金は寂しがり屋」という性質からしても、
金運に通じる一番のお守りは『お金』と言えるかもしれません。
実際、より多くの仲間を呼んでもらうために
お金持ちが実践していることのひとつが<種銭(たねせん)>。
そもそも種銭とは、株式投資などの元手となるお金で、
お財布の中に常に入れておくもの。
ベストなのは、いつも持ち歩きたい金額分で「新券(新札)の1万円」。
お札番号の末尾が“9”なら最強です。
普段でもまとまった金額をおろした際には
すべて新券に替えてもらうことを習慣にしているという人も。
他人のいろいろな思いや念が付いてしまっている使い古しのお札より
新券の方が入れていて気持ちがいいですし、
支払いの時も恥ずかしい思いをしなくて済みます。
お金も、お財布も、いっそう丁寧に扱うことを心がけるようになるでしょう。
2018年 秋財布を使い始めるなら、この日!
秋は言わずと知れた実りの季節。
方位では西方金気に属し、金運上昇を願う最適季と言われます。
暦の上では、秋は立秋から立冬の前日までですが、
夏の様相が色濃い前半は除き、秋本番となる
秋分から立冬前日までを秋財布期間として推奨しています。
今年2018年は、9月23日(日)〜立冬の前日11月6日(火)。
基本、この期間内であれば、いつ使い始めても良いのですが、
よりパワフルな金運を期待できるラッキーデーを選定してみました。
占星術的に物事のスタートに良いのは新月の日。
満月にかけて膨らんでいく月の姿さながら
お財布もお金で膨らんでいくよう願いを込めて。
今年の秋財布期間においては、9月23日はすでに満月過ぎ。
(新月・9月10日) 〜 満月・9月25日(火)
新月・10月9日(火) 〜満月・10月25日(木)
暦で最上最強の吉日とされるのは「天赦日」ですが、
残念ながら、今年の秋財布期間にはありません。
一粒の籾が万倍にも増えることから
増やしたいもの、大きくしたいもののスタート、
事業開始や口座開設、宝くじの購入の最適日とされる「一粒万倍日」は
9月25日(火)、
10月2日(火)、7日(日)、8日(月)、17日(水)、20日(土)、29日(月)、
11月1日(木)
干支の中で金運に関わりが深いのは「寅」と「巳」。
大事な金品を「虎の子」と称することに加え、
元は勢いが盛んな様を示す諺、「寅は千里往って千里還る」を
出て行ったお金がすぐ戻ってくることに結びつけて
金運招来を願う吉日となったのが寅の日。
10月1日(日)・丙寅(ひのえとら)、13日(土)・戊寅(つちのえとら)、25日(木)・庚寅(かのえとら)、
11月6日(火)・壬寅(みずのえとら)
財運と芸事を司る弁財天の遣いだった白蛇にちなんで
金運上昇に通じるとされたのが巳の日。
10月4日(木)・己巳(つちのとみ)、10月16日(火)・庚巳(かのとみ)、28日(日)・癸巳(みずのとみ)
中でも10月4日は弁財天の縁日でもある己巳。大変縁起が良いと言われます。
気にしないと言いつつも、やはり気になるのが六曜。
縁起を担ぐのであれば、大安の日を選びたいところです。
9月25日(火)、
10月1日(月)、7日(日)、11日(木)、17日(水)、23日(火)、29日(月)、
11月4日(日)
ラッキーの相乗効果が期待できる日をチェックしてみると・・
一粒万倍日と大安、満月が重なる 9月25日(火)
一粒万倍日と大安が重なる 10月7日(日)、29日(月)
新月から満月までの間の一粒万倍日 10月17日(水)、20日(土)
新月から満月までの間で寅の日 10月13日(土)、25日(木)、
新月から満月までの間で巳の日 10月16日(火)
3つのラッキー要素が重なる9月25日(火)と
寅の日で、かつ満月の10月25日(木)は注目日。
満月パワーでお財布を清めてから新券を入れ、使い始めるといいでしょう。
10月17日は大安と重なるうえ“貯蓄の日”にも制定されていますから、
ラッキーデーとしてイチ押ししたいところ。
ですが、悲しいかな不成就日でもあるので、
気にされる方は除外するのが無難です。
新しいお財布を使い始める日は、金運もリスタートする日。
どうか善いご縁と円(お金)に恵まれる、
幸せを運ぶ秋財布となりますように。
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占星エッセイスト みつみゆう
出版社勤務を経てフリーランスのコピーライターに。本業である広告文案・取材記事と並行して西洋占星術テキストをはじめ、暦や風水のエッセイ、自らも行っているお水取り(祐気取り)の旅行記など様々な原稿を手掛ける。また、和物好きが高じて着付け免許を取得。着物コーディネーターの視点から開運ファッションの提案も行っている。
みつみゆうblog ~幸せ、さがそ。幸せ、さかそ。 http://blog.livedoor.jp/myu_office/