前回、誰もが巡ってくる天中殺(天が味方してくれない期間)の基本的な意味合いについてご紹介しましたが、今回はその人が生まれながらに持つ運命を示す6種類の宿命グループの中から、特に子丑天中殺(ねうしてんちゅうさつ)に焦点を当てて、その深い特徴と運勢を解説します。
天中殺の概要については、まずこちらのコラムをご参照ください。
◇欠けているもの
子丑は「始まり」や「北の方角」を象徴し、運命学的には「父親・目上・上司・先輩」といった、自分より先に物事を始める存在や、組織の縦の繋がりを表します。すなわちこの子丑の部分が欠けているのが子丑天中殺ということです。
父親・目上との縁が薄い:
親や上司からの援助や恩恵、縦の繋がりがあまり得られにくい傾向があります。このため、自力で人生を切り開く傾向が非常に強いです。
初代運(独立運):
誰かの後を継ぐよりも、ゼロから何かを立ち上げることで運気が好転しやすい「初代運」を持っています。自分で始めた事業や組織で成功を掴みます。
◇恵まれているもの
欠けているものと対極にある要素は、その人にとって恵みとなります。子丑天中殺の人は、「子ども・部下・後輩」など、目下の存在との縁が強く、彼らから慕われ、助けられる運勢にあります。
面倒見が良い:
困っている人を放っておけない優しさがあり、部下や後輩の育成に力を注ぎます。
跡継ぎに恵まれる:
自分が築き上げたものは、子どもや目下の人がしっかり継承してくれる傾向があります。
◇基本的な性格・特徴
自立心と努力家:
目上を頼れない分、自立心と向上心が強く、一度目標を定めたら粘り強く努力を積み重ねることができます。
明るく素直な人情家:
根は明るく社交的で、優しい雰囲気を持っています。素直で人情に厚いため、周囲の人から好かれやすいです。
計画性がある:
無から有を生み出すために、目標設定と計画を立てて、着実に実行していくのが得意です。
繊細さ:
目上を頼れない経験から自己評価が厳しくなりがちで、そのため傷つきやすい繊細な一面を心に秘めています。
◇天中殺の期間と過ごし方
天中殺は、誰にでも12年に一度、2年間訪れる「天の味方を得られにくい」時期(運気が停滞する期間)を指します。
◎年運: 12年に一度、子年と丑年の2年間
◎月運: 毎年の12月と1月
◎日運: 12日間のうちの2日間
誰もが12年に一度訪れる天中殺の期間(子年と丑年)は、運気の追い風がない「充電期間」と捉えましょう。
この時期は、大きな契約、起業、転職、結婚など、新しい物事をスタートさせるような大きな決断は避けるのが賢明です。運気に逆らわず、静かに現状維持を心がけ、読書や内省、瞑想などで内面を磨く活動に集中することが、その後の飛躍のための英気を養うことにつながります。
子丑天中殺の人は、この期間を人のために尽くす時間とすることで、さらに運勢を味方につけることができるでしょう。











