幸運星である木星が12の星座を巡り、再び第1の星座=牡羊座へと回帰するとき「新しい12年が始まる」と考えられています。昨年末から木星は星座のラストにあたる水瓶座と魚座を行き来し、過去12年間という「ひとつの時代」が閉幕しました。そして2022年5月11日、木星はいよいよ魚座から牡羊座へと回帰、新しい12年の扉が開かれます。
「モノから心のつながりへ」と言われる「風の時代」。これは土という“単数的な形”から風という“複数的な形”への転換です。その言葉が象徴するように、私たちにとっての価値は「個人的な所有」から「人類にとってどんな役に立つか?」の問いへと変化します。たとえば身につけるものも機能性だけでなく「どちらが地球環境に優しいか?」「フェアな取引がなされているか?」といった広い視点で選ばれるのが常識に。ある意味では、余分を徹底的に取り除いた究極、つまり最もシンプルな選択基準への変化と言ってもいいのかも知れません。
新型ウイルスによる世界的混乱はワクチン接種や投薬の開発で少しずつ落ち着きを見せますが、まだまだ油断は禁物。新たな変異株だけでなく別のウイルスにも備え、感染予防対策は引き続き徹底して欲しいところです。一方、木星が魚座という「水の星座」から牡羊座という「火の星座」へと移動する2022年は海の生物や海流、海に関する事柄への注目も増えそうです。新種や新たな物質の発見、あるいは海底火山への解明がいっそう進歩する可能性も。また潮力発電の進歩など再生可能エネルギーも新たなステージへとその一歩を踏み出しそうです。
さて気象面では雨の地域、雨不足で乾燥する地域に分かれそう。火山活動はすでに世界各地で活発化していますが、私たちに必要なことはイザというときに慌てず落ち着いて行動する判断力です。断水や停電への備えなど、日頃から防災意識を高めておきたいもの。地域や企業内での避難訓練にも定期的に参加しておくと良いでしょう。
ところで私たちは2022年の間にぜひやっておくと良いラッキーアクションが2つあります。ひとつは「5/10までに過去12年間を自分なりに総括する」こと、そして2つめは「訪れる新たな12年間に向けて目標を打ち立てること」です。できればその目標は「社会の幸せにどうつながるか?」「人類や地球の自然を助けることに役立つか?」の問いが根底に流れていることが望まれます。幸運のキーフレーズは「求める者は与えよ」。社会は一人ひとりの集まりですが、一人ひとりは社会によって守られています。2022年を幸せへと導くためには社会と個のバランスに焦点をあてた視点で考え、判断していくことが大切なのです。
金運に関しては、使い方の上手な人が得をする一年。必要経費をどう次なるプラスに変えていくか、今までと違う視点、発想の転換により多くの利が集まるでしょう。
皆様の2022年がどうか幸せな日々となりますように。
*****************************
ムーンプリンセス妃弥子