こんにちは、フォーチュンセラピストKOKOri.です。
今回の更新は新月で水瓶座。水瓶座は自然界のエレメントにおいては「風」に属しています。一方ご紹介している小アルカナカードのはエレメントは「水」に属するカップ。そして「8」という数字はカバラ数秘術においては大胆な変化を象徴しています。そもそも「風」と「水」は住む場所が違いますが、果たしてカードは何を教えてくれるのでしょうか? それでは、どうぞご一緒に。
ところで、「バランシング・メソッド」ってなに? >>> 初回コラムはこちら。
<カップの8>
絵柄を見ると聖杯が8個、2段に積まれています。この聖杯がもたらす豊かさ、やすらぎが積みあがっているにもかかわらず、それを背にして立ち去る人物が印象的に描かれています。その先にはまだ暗い頂がほの見える高い山。夜空には日食の月。彼は未来の土地が暖かいと保証されていなくても、ここから旅立つことを決め、歩きはじめたようですね。
このカードが正位置で出ると、今いる場所が現状維持にはなっても成長はしないという事実を告げているようです。マンネリを嫌う心境の変化、そして夜空に浮かぶ日食の月がまったく新しい風景を求める内的な目覚めがやってくることも付け加えています。
(バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)
【バランシング・メソッド/過剰】
「付き合い始めて数か月だけどもう倦怠期。お互いをもっと知る努力なんて面倒だからさっさと別れる方法を見つけよっと」あるいは「あのプロジェクトがうまくいかなかった理由?そんなこと上司も部下も無能だからに決まってるよ。これ以上貧乏くじを引かないためにも逃げるが勝ちだ」といった状態です。まだまだ掘り下げるべきことがあるかもしれないのに、そこを見つめようとせず、単なる不満を最終結論だと思い込み、立ち去ることだけに意識が向いている状態です。
☆バランシングタロットからのひと言
うまくいかないことに区切りをつけるのは大切なこと。しかし、そのタイミングや理由や改善策を考慮したうえでじゃなければ、その変化に発展は望めません。今より幸せに、また着実にステップアップしたいなら、現状をしっかり分析する、まとまった時間を捻出することが大切です。
【バランシング・メソッド/不足】
「二人がもうダメなのはわかってる。でもそれを認めてしまったら自分が崩れてしまいそうで怖いの」あるいは「この会社ではもう得るべきものは何もないとわかってる。だけど新しい世界にそれがあるかどうかだってわからないよね。だから転職に二の足を踏んでしまうんだよなあ」といった状態です。
☆バランシングタロットからのひと言
心の整理がつくまでは焦って動く必要はありません。とはいえ、考えずにいつまでも現状にしがみついていては言い訳や未練だけが胸の内を占める苦しい日々が続くだけ。気まずい相手や居心地悪い状況から離れられないのは、大きな変化を嫌う「何かや誰かに依存したい自分」が原因かもしれない、と気づくことも重要ですね。
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