こんにちは、フォーチュン☆セラピストKOKOri.です。
今回の更新タイミングは射手座の新月ですね。射手座の属するエレメントは「火」。情熱や理想、目標達成に向かう上昇エネルギーを旨とする世界です。そして現在ご紹介している「ペンタクル」シリーズが属する世界は「地」。経験や着実な努力という実際的なプロセスを重んじ、目に見える豊かさや確かな成果を司る世界。上昇というより足もとをしっかり見て歩く重力ある世界です。そこに、ナンバー「8」のエネルギーがクロスされるとどうなるのでしょうか? それでは、どうぞご一緒に。
ところで、「バランシング・メソッド」ってなに? >>>初回コラムはこちら。
<ペンタクルの8>
絵柄を見ると、若者が一人ベンチに座り、黙々とペンタクルに五芒星の印を刻んでいます。できあがった作品は壁に架けられていますが、統一感があるわけではなさそうです。背後にある城までの一本道が見えますが、彼を目指す者もなく、彼も一人ひたすら目の前の手仕事に集中している様子が印象的です。彼の表情は真顔でありながら満足の表情を湛えているようにも見えます。このカードが正位置で出た場合は、安定した知性と集中力で、自分のやるべきことにまい進していると解釈できます。では、逆位置に出た際はどうなるのでしょう?
(バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)
【バランシング・メソッド/過剰】
「結婚して専業主婦になって2年。最初は家事も楽しかったんだけど、慣れてしまえば毎日同じことの繰り返し。で、退屈になってきたんだけどクセなのか手を抜けなくて。ムダに家中がピカピカなの(笑)」あるいは「仕事なんてもともと面白いもんじゃない、というのがオレの考え方。生活のため惰性でこなせるレベルをキープしてること自体が変に”やりがい”になってるかもなあ」という状態です。同じことを辛抱強く続けていくためにはそれと引き換えにできる目標や動機が必要です。それがなかったり、マンネリをあえて求める傾向にあるのですね。
☆バランシングタロットからのひと言
一般的には何ごとも続けることが大切だといわれています。それは難なくクリアできるのに肝心の「続行の動機」となる部分が行動量とかみ合っていないケースです。こういうとき、人は機械的な動きしかできなくなくり退屈や虚しさを感じやすくなってしまいます。「なぜそれを続けるのか?」自分の行動を振り返り、客観視することで人生は日々充実していくものなのです。
【バランシング・メソッド/不足】
「ダイエットのためにジムに通い出して体重が一気に落ちたんだけど、今は中だるみ状態。結果がなかなか出ないから筋トレタイムとかホント無気力になっちゃって。なんのために通ってるんだか。。」あるいは「前は仕事が楽しくて時間が過ぎるのが早かったけど、渾身のプロジェクトがとん挫してからは全然集中できないんだ。今はやってるフリしてどこまで手を抜けるかがある意味、勝負になってるよ」という状態です。物事の変化や成長にスランプはつきもの。とはいえ十分な成果を得られないまま、あきらめ半分で過ごしている状況なのですね。
☆バランシングタロットからのひと言
どこが自分の限界かを見極めるには、スランプを何回か乗り越える必要があります。次の段階に進めに小さな目標に切り替えたり、課題をあえて変えてみたり。そんなささやかな工夫の積み重ねが「粘り強さ」に変容していきます。気が散りやすいと感じたら、あえて環境や意志に変化をつけることがスランプ脱出の鍵になりますよ。
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KOKOri./フォーチュンセラピスト
”真の自分らしさを最高に開花させることが開運好転のカナメ。そんな方が一人でも多くなれば未来ニッポンに光の柱が立つ”という志で活動。13年目。カバラタロット、クリスタル&サビアン占星術、パームリーディング(手相)、風水、九星方位気学など東西の神智、神秘学を融合させた独自のアウェアネス・メソッド【Star✽Flow】により、セルフイメージを整え、開運ポテンシャルを高めるパーソナルセッションと各種WSを企画開催。2013年6月、お守りメッセージブック『魂守りコトバ~がんばっている人に効く言葉のおまじない』(イラスト:利光春華)<世界文化社刊>を出版。WEB、雑誌等での執筆も多数。