【算命学】主星が玉堂星の人 ~「知恵」と「優しさ」で包み込む「母の星」~

 

算命学では、人の生まれ持った性格や才能、運命を読み解くために「十大主星(じゅうだいしゅせい)」という10種類の星を使います。十大主星というのは、人間が生まれ持っているとされる、守備・伝達・引力・攻撃・習得の「5つの本能」に「陰陽」を掛け合わせることで導き出される10種類の星のことです。

 

玉堂星(ぎょくどうせい)は、その中でも「習得本能 (陰)」の星に分類されます。これは、同じ習得本能を持つ陽の星である龍高星が「改革」や「新しい知識」を求めるのに対し、玉堂星は「伝統」や「古き知恵」を重んじ、時間をかけてじっくりと知識を吸収することにエネルギーを注ぎます。この星は、「母親の星」とも呼ばれ、深い知性と、人を包み込むような穏やかな優しさを兼ね備えた宿命を持っています。

 

また、この「母親の星」という名称が示す通り、宿命的に自分の母親と深い縁や影響を持つという意味合いもあります。玉堂星を持つ人にとって、母親との関係性や、育ってきた環境、そして伝統的な教えが、人生を形作る上で重要な要素となるのです。

 

十大主星についてはコチラ

 

 

この中心の星に「玉堂星」が入っているという方。周りの方から「優しいね」「いつも冷静で落ち着いているね」「知識が豊富だね」と言われることが多いのではないでしょうか?

この星を持つ人は、人を包み込むような穏やかな包容力を持っています。困っている人や弱い立場の人には、理屈ではなく心から寄り添い、揺るぎない安心感を与えます。

また、玉堂星は習得本能・陰の星なので、時間をかけてじっくりと知識を吸収し、深く理解することが得意だとされています。

 

 

◇『玉堂星』を活かして運命を拓くヒント

 

あなたの玉堂星の魅力をさらに輝かせる鍵は、「焦らず、知恵を深め、優しさを注ぐ」ことにあります。

 

・古典や伝統から学ぶ時間を持つ・・・哲学、歴史、茶道、書道など、伝統的な分野を学ぶことで、あなたの知的好奇心と能力が満たされます。

 

・感情的にならず、論理的な判断を磨く・・・優しさを持つ一方で、仕事や大切な場面では感情に流されず、冷静な判断を下すことを意識しましょう。あなたの論理的な視点は、周囲を救います。

 

・「教える」役割を担う・・・習得した知識を、優しく、分かりやすい言葉で人に伝えていく役割が向いています。教師、コンサルタント、メンターなど、人を育てる立場に立つと、才能が花開きます。

 

・「焦らないこと」が最高の武器だと知る・・・現代社会ではスピードが求められますが、あなたの真価は「じっくりと熟成させる」時間にあります。急がず、自分のペースを守りましょう。

 

 

◇向いている職業

 

玉堂星は、「古き知恵を重んじ、時間をかけて知識を深める」星です。そのため、一時的な流行を追う仕事ではなく、あなたの深い知性と温かい優しさを活かし、人を育んだり、知識を伝達したりする安定した分野が天職となります。

 

・学校教師、大学教授・・・ 知識を論理的に教え、生徒の心を穏やかに導く才能が活きます。

 

・専門分野のインストラクター・講師・・・長期間の習得が必要な伝統芸能や専門技術を教えることに向いています。

 

・カウンセラー、相談員・・・母親のような包容力と冷静な分析力で、相談者の話を聞き、論理的な解決策を導きます。

 

・研究者、学者(特に人文学、歴史学)・・・時間をかけて真理を探究し、論文や著書として知識を体系化することができます。

 

・図書館司書、学芸員(美術館・博物館)・・・知識の保存、整理、伝達といった、古き知恵を守る役割に適性があります。

 

・法律家(弁護士、裁判官など)・・・ 物事の理屈や原則を重んじ、冷静な判断力を法律関係の仕事に活かせます。

 

・大企業の企画・管理部門・・・冷静な視点と論理的な思考で、組織の安定を支える参謀役として活躍できます。

 

・伝統工芸、老舗の職人・・・時間をかけて技を習得し、伝統を守り続ける一途さが活きるでしょう。

 

 

◇玉堂星が人間関係で意識すること

 

玉堂星の冷静さと思慮深さは、多くの人から頼りにされています。しかし、その論理的すぎる考え方や穏やかさが、時には「理屈っぽい」「受け身すぎる」と見られ、人間関係で誤解を生むことがあるかもしれません。あなたの魅力をさらに活かし、より豊かな人間関係を築くために、いくつか意識してみましょう。

 

・「正論」だけでなく「感情」にも光を当てる

相手が悩んでいるとき、すぐに解決策や正論を出すのではなく、まず「そう感じているんだね」と感情に寄り添う姿勢を見せましょう。あなたの知性に温かい共感が加わることで、親密な関係が生まれます。

 

「受け身」の姿勢から一歩踏み出す

相手からの誘いを待つだけでなく、自分から食事に誘うなど、積極的に動いてみましょう。あなたの思慮深い計画性は、自ら動くことで最高の企画力へと変わります。

 

・「新しい価値観」にも耳を傾けてみる

あなたは古き知恵や伝統を重んじますが、正反対の考えや、新しい流行に対しても、まずは「なぜそうなるのだろう?」と好奇心を持って受け入れてみる柔軟さを意識しましょう。あなたの知性は、多様な価値観に触れることでさらに磨かれます。

 

あなたの「知性」と「穏やかさ」は、人間関係を安定させる素晴らしい力です。

「冷静な頭」だけでなく「温かい心」も意識して人に接することで、あなたは周囲にとって、なくてはならない心の拠り所となれるでしょう。あなたの穏やかな知性が、きっとあなた自身と周りの人を明るい未来へと導くはずです。

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