神社へ行くと、大きなご神木に手を当てたり、磐座(いわくら)に触れたりする方をよく見かけますね。
「エネルギーをもらいたい」
そんな気持ちになるのは、とても自然なことです。
ただ、私が感じているのは、エネルギーは“たくさん触れればその分受け取れる”ものではないということ。
大切なのは、触れることよりも、そこに「どう向き合うか」です。
自然には、それぞれ違った役割があります。
その違いを知るだけで、ご神木や磐座との向き合い方も変わってくるかもしれません。
ご神木は「対話」をする存在
私は、ご神木にはその木を守る大きな意識、いわば木のハイヤーセルフのような存在があると考えます。
長い年月をかけてその土地を見守り、多くの人の祈りを受け止めてきた木には、静かで大きな包容力があるのです。
そのため、ご神木に触れること自体は問題ないでしょう。
ただし、パワーをもらおうとするのではなく、
「いつもありがとうございます。」という気持ちでそっと手を添えたり、木のそばで深呼吸をしたりするだけで十分です。
何かお願いをしなくても、不思議と心が落ち着いたり、考えが整理されたりするはず。
それこそが、ご神木から受け取るメッセージなのかもしれませんね。
磐座は触れる前に少し立ち止まって
一方で、磐座や自然の石については、少し慎重に考えています。
昔から石は地球の記憶を宿す存在ともいわれていて、
長い年月の中で、その土地の歴史や人々の祈り、さまざまな想いを受け止めてきた存在だからです。
また、多くの人が手を触れる石には、その人たちの念や感情が残ると考える方もいます。
そのため、磐座では触れるよりも、少し距離を置いて静かに向き合うことをおすすめしています。
手で受け取るよりも、心で感じる。
そんな参拝の方が、その場の空気を素直に感じられると思うのです。
エネルギーは「もらう」より「共鳴する」
神社へ行くと、「エネルギーをもらいたい」と思う方は多いでしょう。
でも私は、「もらう」ではなく、「共鳴する」という感覚を大切にしています。
自分の心が穏やかで整っている時ほど、ご神木や磐座の静かなエネルギーとも自然につながりやすくなります。
反対に、焦りや不安でいっぱいの時は、何も感じられないこともあります。
それはエネルギーがないのではなく、自分の心が忙しすぎるだけなのかもしれません。
神社でできる簡単なグラウンディング
神社で、ぜひ試していただきたいことがあります。
参拝の後、その場で30秒ほど静かに立ち止まってみてください。
そして、足の裏から大地へ根が伸びていくようなイメージをして、ゆっくり深呼吸を3回。
吸うたびに自然の清らかなエネルギーが体に満ち、吐くたびに疲れや不要な力が大地へ流れていくことを想像してみてください。
最後に心の中で、
「今日受け取るべきエネルギーだけを受け取ります。ありがとうございます。」
と伝えてみましょう。
この小さな習慣だけでも、心が落ち着き、自分自身とつながる感覚を得やすくなります。
自然は、いつも静かに語りかけている
ご神木も磐座も、特別な力を見せつける存在ではありません。
ただ静かに、その場所で私たちを見守り続けています。
だからこそ、無理に何かを得ようとするのではなく、敬意と感謝を持って向き合うことが大切です。
自然は、言葉ではなく、空気や感覚を通してメッセージを届けてくれます。
耳を澄ませるように心を静かにすると、その日、その時の自分に必要な気づきが、ふと心に浮かんでくるかもしれません。
それこそが、ご神木や磐座から受け取る、本当のエネルギーなのだと私は感じています。
29年の鑑定歴を持つ霊視鑑定士・さなえ
宇宙と魂のブループリントを読み解き、人生の岐路に立つ人へ“本質のメッセージ”を届け続けている。
全国優良占い師検索サイト「LEMONed」の創設者として、占い師支援にも情熱を注ぐ一方、恋愛・過去世・エネルギーコード・宇宙意識など、スピリチュアルの深層に触れる独自の世界観で人気を集める。
読むだけで心が整い、視界がひらける──
そんな“目醒めの言葉”を、さなえがお届けします。










