◆冥王星が移動する時期は大規模な世界情勢の変化と重なる
今年2月24日、「破壊と再生」を象徴する惑星の冥王星が、約15年ぶりに「山羊座」から「水瓶座」へ移動しました。現在は逆行中で、本格的に「水瓶座」入りを果たすのは、来年の2024年1月21日です。かつて、第一次世界大戦も第二次世界大戦も冥王星が移動した頃に、そのきっかけが起こっています。
ということは、今回もきっと何かがあるはずと私は考え、このコラムを書くことにしました。そして、それは安易に「第三次世界大戦につながるでしょう」ということではありません。この時代の可能性として、大きなきっかけとなる事象は、【ChatGPT】ではないかと思うのです。
◆レイナ里亜が考えるChatGPTをどう有効利用すべきか
ChatGPTとは、アメリカのOpenAI社が2022年11月30日に公開したAIチャットポットサービス。各国言語に対応しているAI対話型で、基本的に無料で誰でも簡単に利用すること可能です。「これの何が凄過ぎるか」というと、これまでのチャットポッドのように質問に応じ解答されるというだけではなく、それに加え、文章の要約、翻訳、そしてアイデア出し、シナリオ作成、プログラミングなどその用途がとても多様なところにあるのです。
そのため現在、世界中で物議を醸しています。
これを生み出したアメリカでは既に、ChatGPTは根底から世界を変えると言われ、2023年1月時点の月間アクティブユーザ数は1億人を超えています。
つい最近、新聞によれば、ある会社がこれまで人任せにしていたアンケートの集計作業をChatGPT使用して、通常であれば9時間かかるところを、わずか9秒で終わらせてしまったそうです。
大変な効率アップですよね。このようなことが今後日本を含め世界中で行われると、労働時間の大幅な短縮化が可能になり、その分、良い意味では趣味や余暇の時間が増えるので、さらにプライベートが充実させることができると思います。
また子供の学習活動では、ChatGPTに勉強を協力してもらい、それまで多くを机に向かって費やしていた時間を、他のボランティアをはじめ社会活動という実践的な時間へ使うことができたり、真剣に人権問題を考え、提案・定義していく道徳教育に重きを置いていくという見方もできたりするのではないでしょうか。
とはいえ、イタリアでは一時的にChartGPTを禁止し、場合によっては罰金も示唆していて、フランスやスペインも懸念を表明し、さらに欧州連合も規制に乗り出しているとか…。日本でも首相をはじめ早速問題にしている模様です。
冥王星の水瓶座運行は約20年間。これが明ける2046年、私達の社会は今では考えられないほど急速に変わっていることでしょう。
◆今後、冥王星や他の惑星たちがもたらす動き
冥王星の基本的な意味は、「破壊と再生」。現在あるものを根底から壊して新たに起こすという意味があります。それが今回、「水瓶座」へ移るのですが、「水瓶座」は最も未来的な、現在のIT社会をも象徴する星座。すでにITの恩恵を被っている私達が今後さらに深く大きく関わっていくのだと言われている気がします。
他の天体の動きといえば、20年に1度やってくるグレートコンジャンクション。これは木星と土星が同じ星座に滞在する現象で、最も幸運の星と言われる「木星」と最も厳しい星といわれる「土星」の0度で重なるということで社会においても大きな事柄が起こると読みます。
つい最近2020年にこの現象は「やぎ座」で起こりましたが、さらにここへ冥王星が入るという“トリプル相”があり、この時は、通称コロナの「緊急事態宣言」が起こりました。「やぎ座」で木・土・冥が重なり合ったので社会的に大変厳しい事態と言えたのです。
現にこれを機に仕事はリモートワークが主流になってきました。わざわざ会社へ行かなくても仕事ができる人が多くなったのです。これは大きな変化ですよね。
今度のグレートコンジャンクションは2040年から2041年にかけて、「てんびん座」で起こります。この時、冥王星は先ほど申し上げたとおり「水瓶座」にいるのでこの木星・土星と見事なトラインを形成します。そこから読み解けることは、「てんびん座」の象徴する結婚観が良い座相にあるので、世界中の人々が祝福する形でLGPT的な異性同性問わない素晴らしく自由な形態が確立していくのかもしれませんね。