前回のシリーズでは、「十大主星」(じゅうだいしゅせい)を通して、皆さんの「性格」や「才能」といった、内面的な世界に焦点を当ててきました。
※十大主星についてはコチラ ⇒ 十大主星まとめ
今回から始まる新シリーズで扱うのは、算命学におけるもう一つの重要な柱、「十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)」です。
十大主星が「心のあり方」、つまり精神世界を表すのに対し、
十二大従星は、「人生のエネルギー」や「行動力」といった、現実世界でのパワーや宿命を表します。これは、人の一生(人生のサイクル)を、生まれる前の「胎児」の状態から、肉体が滅び「魂」になるまでの12期に分類し、それぞれの時期が持つエネルギーの強さや心の動き、行動パターンを象徴的に表したものです。
◇人生の時期とエネルギーの強弱
十二大従星と呼ばれるそれぞれの星には、人生のどの時期にどのくらいのエネルギーを司っているかが決まっています。
例えば、「天将星(てんしょうせい)」は、人生で最もエネルギーが強い「トップの時期」を表し、パワフルな運勢や行動力を示します。
一方で、「天印星(てんいんせい)」は「赤ちゃんの時期」を表し、純粋で無垢な魅力を持つ一方、周囲からの手助けが必要なエネルギーの弱さを示します。
このように、それぞれの星は「エネルギーの点数」という形で、その人が生まれつき持っている力の強弱を示しています。
◇ 十二大従星が教えてくれること
あなたの命式(鑑定書)には、通常、3つの十二大従星が現れます。この3つの星が、あなたの人生の大きな流れや特性を表しています。
◎幼年期(初年期)の運勢:
あなたの生まれ持ったエネルギーや、若い頃にどのような才能が花開きやすいか
◎中年期の運勢:
仕事や社会生活の中心となる時期に、どのような行動パターンや運勢の流れを持つか
◎晩年期の運勢:
人生の集大成となる時期に、どのような心境や生き方になるか
これらの星を知ることで、「自分は生まれつきどんな環境で最も輝けるのか」、
人生の時期によって「エネルギーをどのように使うのが最適なのか」といった、より具体的で客観的な自己分析ができるようになるのです。
次回のコラムからは、この12の星、
天報星、天印星、天貴星、天恍星、天南星、天禄星、天将星、天堂星、天胡星、天極星、天庫星、天馳星について、一つずつ詳しく解説していきます!













