天中殺とは、十干(天の気)と十二支(地の気)の組み合わせから生じる“空白の期間”を指します。天中殺は誰にでも巡ってくるもので、12年のうち2年間、1年のうち2ヶ月、12日のうち2日──と、周期的に訪れます。
◇天中殺とは「天からの応援がない時期」
算命学では、「天(精神世界)」と「地(現実世界)」のバランスが取れている状態を「順調」と見ます。しかし、天中殺の2年間は、一時的に「天」からの後押しや応援が抜けてしまう状態になります。
つまり‥
✕ 「天罰が下る」「悪いことが起こる」時期ということではない。
〇 「いつも通りの努力をしても、「天」からの助けや応援が得られにくい」時期。
ということです。
そのため天中殺の時期に、自力で大きなものや一から何かを築こうとしたり、無理に今までとは違う新しい行動や大きな勝負に出たりしてしまうと、後で歪みや修正、揺らぎが生じやすいとされています。
◇天中殺の時期に意識すべきこと
① 大きな環境変化を避ける
前述の通り、転職、起業、結婚、引っ越し、投資、高額なローンといった人生の基盤に関わる大きな決断は、天中殺が明けるまで延期するのが最善です。
② 「受け身」で役割を果たす
自分の意志で新しい目標を追い求める代わりに、「求められたこと」や「与えられた役割」を丁寧に全うしましょう。
・会社や家庭で頼まれたこと、目の前の仕事を誠実にこなす。
・自分の利益を目的としないボランティアや奉仕活動は、天中殺の影響を受けにくいため吉。
この時期に「陰徳を積む」ことが、天中殺明けにあなたを助けてくれます。
(※陰徳を積む‥人に知られることなく善行を行うこと)
③知識と技術への投資
資格の勉強、読書、興味のある分野の技術研修など、この時期の学習や技術習得は、誰にも奪われない一生の財産となります。またこの時期に習得した知識は、運気が回復した時、すぐに活用できるでしょう。
④徹底的なデトックス
この時期は人生の「メンテナンス期間」として、心身と環境を整えることに集中しましょう。
・断捨離や大掃除‥不要なものを手放すことで、停滞した運気を解消し、新しい運気が入るスペースを作ります。
・健康習慣の確立‥天中殺明けに活動的になれるよう、体力づくりや規則正しい生活に投資します。
⑤ルーツと向き合い感謝する
天中殺の間は、自分のルーツや過去に意識が向きやすい時期と言われています。いままでの行動や過去と向き合い、見つめ直すよう促されているためです。
・ご先祖様への感謝‥お墓参りや親孝行など、自分の命の源であるルーツを大切にする行動は、精神的な安定につながります。
・過去の振り返り‥これまでの人生を振り返り、本当に大切にしたい価値観や、やめるべき習慣を見極める「心の整理整頓」をすると良いでしょう。
◇流れに身を任せる姿勢が未来を拓く
天中殺は無理に頑張ることをやめ、立ち止まることを許可された大切な時期です。もっとも大切なのは環境とあなた自身の心を整えること。この充電期間を終えた時、あなたはより安定したエネルギーで、力強く人生の次のステージを歩み始めることができるでしょう。











