春分の日に向けて ~星の流れと幸運アクション~

3月21日は春分です。昼と夜との長さがぴったりと同じになり、また、お彼岸の中日でもあります。さらに占星術の観点から言うと、天を運行する太陽が牡羊座に入る日であり、牡羊座は12の星座のスタートを切る星座。ですから、春分は「占星術上の新年」ということができるのです。

太陽は、春分に牡羊座入りしますが、そのとき、山羊座に滞在中の冥王星と60度の角度を形成します。これは私たちに<本領発揮の場を与えてくれる星の配置>
自分の能力に自信を持ち、どんどん自己アピールするといいでしょう。
きっと本格的に活躍するチャンスを掴むことができると思います。

そして、太陽以外の他の星にも目を向けてみましょう。
春分の日、水星・木星・海王星の3つの星が魚座を運行します。それも3つの星が寄り添うようにぴったりとくっついて…。
とりわけ木星と海王星は魚座と縁が深い惑星です。というのも12の星座にはそれぞれを支配する惑星があるのですが(占星術では「支配星」と呼んでいます)、木星と海王星は魚座の支配星なのです。つまり春分の日、木星と海王星がぴたりと寄り添って、自分たちが支配する星座である魚座にいることになります。

木星は幸運と拡大の星であり、海王星は神秘と癒しの星。しかも情報や知性の星である水星もすぐそばにいます。
というわけで魚座が示す<癒しの世界>が大きく広がっていくでしょう。

これまで、息苦しい思いをしていた方には朗報が舞い込みます。
意気揚々と暮らしてきた方にも、さらなる活躍の場がもたらされるでしょう。
「人への親切」、「思いやり」がそのきっかけとなるはず。
自分のことは二の次に、人のために立ち働くようにしておくことが、そんな幸運を招き寄せることになるのです。援助の出し惜しみはしないようにしてくださいね。

それと同時に、今まで目に見えなかったものが姿を現すのが春分ということもできます。私たちを苦しめてきたもの、私たちの進む道を通せんぼしてきたものが、その本性を明らかにするのです。春分を迎える前に、その正体を薄々ながらも理解する方もいるかもしれません。また春分をすぎてから、「なんだ、そういうことなのか…」と、合点がいく場合もあるでしょう。
いずれにしても周囲からもたらされる情報によって、目の前に立ちはだかるものが何であるのかが分かるはず。となれば、積極的に情報集めをするに越したことはありません。友人知人から話をきくのもいいでしょうし、ネットやSNSなどで情報を得るのも手です。
その正体がはっきりとわかり、理解できたのならば、私たちはきっとそれなりの対策をとることができるはず。そして上手に乗り越えることもできるというものです。
良き春分をお迎えください!

 

About

マリィ・プリマヴェラ

監修:マリィ・プリマヴェラ

英国占星学協会会員。
幼い頃にプラネタリウムで見聞きした星座にまつわる神話に惹かれたことが、西洋占星術の世界への入り口となる。
1980年代より西洋占星術をはじめ、夢占い、タロット、ジオマンシー、ペンデュラム、九星術その他の占術を研究しつつ、活動を続けている。占いとは、運命や運勢を知るというだけのものではない。まして「当たる、当たらない」が全てではない。人がよりよく、より輝いて元気に生きるために使う知恵でありツールであり、またカンフル剤、サプリメント剤だと考えている。「元気になれる星占い」を目指し、占いによって心にパワーをよみがえらせ、明日を輝かせるお手伝いをしたい。そのため占いのみならず、広く人間の心理に関わる様々な事柄を研究している。

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