こんにちは、フォーチュン☆セラピストKOKOri.です。
今回の更新タイミングは魚座の満月です。魚座の属するエレメントは「水」。感情や共感を司る世界で、一方、ご紹介している「ペンタクル」シリーズが属する世界は「地」。経験や着実な努力という実際的なプロセスを重んじ、目に見える豊かさや確かな成果を司る世界です。揺らぐ気持ちを経験で安定させることができれば、それが「水」と「地」の融合ともいえます。今回のカードはリンクしているでしょうか? それでは、どうぞご一緒に。
ところで、「バランシング・メソッド」ってなに? >>> 初回コラムはこちら。
<ペンタクルの3>
絵柄を見ると、教会の設計図を手にした司祭と建築家、棟梁が話し合っています。教会はどうやらまだ完成されておらず、色彩が施されていません。そして教会の壁のアーチにはペンタクルの模様が3つ刻まれています。これはカバラの「生命の樹」の一番上の3つのポイントを顕わしていおり、神界へ繋がる最高の仕事を、それもそれぞれの個性やキャリアを持ち寄って協力しあい成し遂げるためのエネルギーとして描かれています。このカードが正位置で出たら、仕事に関する協力体制ができていること、文殊の知恵による結束力、あるいは物事の土台がしっかりと固まり出発の準備ができていると読めます。それでは逆位置に出たときはどうなるのでしょう?
(バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)
【バランシング・メソッド/過剰】
「プロポーズをOKしたのはいいんだけど、式場や新婚旅行先とか候補プランを彼に提案するたびに意見がことごとく合わないのよねえ。この結婚大丈夫かな?」あるいは「これからは職人の時代だと思って伝統の世界に飛びこんだはいいけど、何も教えてくれないくせに先輩の態度が異様にデカくて意味わかんないよ」という状態です。一つのことを成し遂げるのに協力体制は必須、なのに自分の意見にこだわったり、尊大な態度で相手を支配しようすると一歩も前に進みません。
☆バランシングタロットからのひと言
自分のやり方やセンスにこだわりを持つことは大切でもTPOがあります。結束力が必要な場面では相手にとって自分の意見や考え方、価値観が役に立つのか冷静に判断しながら共通の目標に向かって歩み寄る必要があります。
【バランシング・メソッド/不足】
「未熟な私だけど、どうぞよろしくねって気持ちで結婚し早3年。未だに家事も家計管理もダメダメで旦那さんに”まったく成長しないってどういうこと?”とあきれられてるワタシ。。。」あるいは「注意されたからイラッときて上司につい”オレ一人でやれますよ!”って啖呵を切ったけど、この仕事量と中身をこなせるレベルに達してないって今更わかって青ざめてるんだよね」という状態です。自分の今の立場を謙虚に受け止め、学びながら成長していこうという心構えが足りない状態です。
☆バランシングタロットからのひと言
ベストを尽くそうという姿勢がないままに日常を過ごしていても成長には繋がりません。たとえ望むレベルが月並み程度だとしても、それさえおぼつかないならば状況をあえて変えるなり、工夫して中途半端な状態から脱する方法を模索する必要がありますね。
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KOKOri./フォーチュンセラピスト
”真の自分らしさを最高に開花させることが開運好転のカナメ。そんな方が一人でも多くなれば未来ニッポンに光の柱が立つ”という志で活動。13年目。カバラタロット、クリスタル&サビアン占星術、パームリーディング(手相)、風水、九星方位気学など東西の神智、神秘学を融合させた独自のアウェアネス・メソッド【Star✽Flow】により、セルフイメージを整え、開運ポテンシャルを高めるパーソナルセッションと各種WSを企画開催。2013年6月、お守りメッセージブック『魂守りコトバ~がんばっている人に効く言葉のおまじない』(イラスト:利光春華)<世界文化社刊>を出版。WEB、雑誌等での執筆も多数。