こんにちは、フォーチュンセラピストKOKOri.です。
今回の更新は満月で乙女座。乙女座は自然界のエレメントにおいては「地」に属しています。一方ご紹介している小アルカナカードのエレメントは「水」に属するカップ。いよいよ最後に近づいてきて、今回は「9」という数字。カバラ数秘術においては、その世界の着地点を象徴しています。「地」と「水」は相性の良い組み合わせ。地に水がしみこむことで大地は肥沃になり生命が育ち成熟の着地点になります。タロットカードはそれに加え何を教えてくれるのでしょうか? それでは、どうぞご一緒に。
ところで、「バランシング・メソッド」ってなに? >>> 初回コラムはこちら。
<カップの9>
絵柄を見ると、たくさんの聖杯の前に満足気に座る人物が描かれています。彼はこの聖杯を自分の努力で手に入れたのかもしれませんし、誰かに信頼されることで譲り受けたのかもしれません。いずれにしても、その笑顔と腕を組んだ様子から「誇り」と「自信」が読み取れます。
またこのカードは「wishカード」と呼ばれ、願望実現の象徴でもあります。
このカードが正位置で出ると「願いが叶う」といえますが、タナボタ的な成功ではなく、きちんと目標を持って歩みを進めてきからこそ手に入る世界があることを教えてくれています。
(バランシング・メソッドでは、このカードが出たとき過剰と見るか不足と見るかは、隣り合ったカードや周囲のカードとの組み合わせを参考にして判断していきます)
【バランシング・メソッド/過剰】
「あの人、私にゾッコンだから多少のわがままは聞いてもらうわ。それこそが愛の証明でしょ? ホントに好きならなんでも受け入れてくれなきゃウソよ」「利益があってこそ仕事だろ。赤字になるようなビジネスを妥協して続けるなんてオレはまっぴらだね。貧乏くじを引くのはゴメンだよ」という状態です。自分にとって都合の良いことが正しいことのように思いこんでしまっている場合があるのですね。
☆バランシングタロットからのひと言
自信を持つことは大切ですが、自信過剰は別問題。その線引きがどこにあるかしっかり自分のふるまいを客観的に観察しましょう。相手やまわりの状況や立場を思いやる視点が欠けていれば、その自信は、傲慢さやうぬぼれとしか周囲の目には映りません。
【バランシング・メソッド/不足】
「だいぶ暮らしは楽になったけど、まだまだ成功とは言えない。どこまでがんばればいいかよくわからないけど、とにかく仕事を増やしていくしかないと思うんだよ」「彼に愛されてる気はするんだけど、どこかどうってうまく説明できない。こんな私になぜそんなに優しくしてくれるの? って、思うこともよくあるし……」という状態です。謙遜と自信喪失が混同されていると、生きる喜びをうまく味わえないのですね。
☆バランシングタロットからのひと言
目の前にある恵みを素直に受け取れない状態では、不安が取れずにセルフイメージが低下したままです。人生を充実させたいなら、何をどこまで望んでいるのか自分の胸に手を当ててじっくり考えてみることが、ときには必要です。もしかしたら、欲しかったものはもうあなた自身のなかに根づいていて、すでに実りを得ているのかもしれないのだから。
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