第1章: 私たちが持つ「表」と「裏」の顔
星占いと聞いて多くの人が、「私は〇〇座」と知っていることと思います。
それは、
あなたが生まれたとき、<太陽>がどの星座の位置にあったかという<太陽星座>と呼ばれるもの。
そこからさらに一歩踏み込み、生まれた瞬間に、月・水星・金星・火星・土星・木星・天王星・海王星・冥王星の10天体の配置がどの星座の位置にあるかを記した出生図「ネイタルチャート」があります。
ネイタルチャートは、あなたがこの世に誕生した瞬間の星の配置図であり、表向きの性格、社会で見せる顔、そして普段自覚している顕在意識などを示しています。
それは、私たちが現実社会でどのように振る舞い、どのような才能を活かして生きていくのかを描き出した、いわば人生の「表のテーマ」を教えてくれる貴重な地図と言えるでしょう。
しかし、私たちの存在は、自覚できる顕在意識や社会的な顔だけで構成されているわけではありません。
表の顔があれば、隠された裏の側面が存在するということ。
私が伝える「裏テーマ」とは、その隠された裏の側面、
つまり普段の生活では意識しづらい<魂の奥底に秘められた真の目的>、
<社会的な規範や理性によって抑圧された本能>、
そして<過去世から引き継いできたカルマ(因果)>を指しています。
表のテーマが「今生での社会的役割」だとすれば、
裏のテーマは「魂が時代を超えて向き合い続ける課題」です。
「裏」だから悪い部分ということでは決してありません。
私は、今こそ、その「裏テーマ」を皆さんにもっと知っていただく必要があると考えています。
その理由は、真の意味での自己受容を果たし、人生の行き詰まりを解消し、より深い魂の成長を遂げるためです。
現代社会で、私たちは常に社会的な役割や他者からの評価に縛られがちです。
社会的に成功しているはずなのに心から満たされない、
いつも同じパターンの人間関係でつまずいてしまう、
理由のわからない焦燥感に駆られる……。
こうした人生の停滞感や葛藤の中には、裏テーマである「魂の欲求」や「見ないふりをしてきた本能」を無視し続けているのではと思うのです。
自分の内側に眠る見知らぬ感情や過去世からの癖は、ときに私たちを振り回すように思えるかもしれません。
しかし、その隠れた裏テーマに光を当て、自分の中の影の部分や魂の使命を理解し受け入れることで、私たちは初めて本当の意味で自己理解を果たし、人生の閉塞感を打破する強いエネルギーを得ることができるのです。
本コラム(全5回)では、この「裏テーマ」を解き明かすための、占星術における3つの重要な要素に焦点を当て、どう活かしていくか、そしてそのタイミングについて深掘りしていきます。
一つ目は「ドラゴンヘッドとドラゴンテイル」。
これは、天体ではなく、月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点であり、過去世からの慣れ親しんだカルマ(テイル)と、今世で魂が挑戦すべき未知の方向性(ヘッド)を示します。
二つ目は「ブラックムーン・リリス」。
月の遠地点(月の軌道でもっとも地球から離れた場所)であるこの感受点(※占星術での特定のポイント)は、私たちが無意識に封印してきた強烈な欲望やコンプレックス、そして人を惹きつける危険な魅力を浮き彫りにします。
三つ目は「ドラコニックチャート(龍頭図)」。
通常の西洋占星術で多く使われるネイタルチャート(生まれた時の天体の配置図)を、魂の次元に変換した特殊な配置図で、現実の社会生活の裏側にある「魂の純粋なテーマ」そのものを映し出します。
これらを順番に紐解きながら、あなたの魂が本当に求めている声に耳を傾けていきましょう。
<監修:音道心芯>










