「紫微斗数(しびとすう)占い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
紫微斗数(しびとすう)とは、
紫微(しび)・・北極星(天空の中心にある星)を表す紫微星という、この占いで中心となる星のことです。
斗(と)・・もともとは、容積の単位のことで、計(はか)るという意味を持っています。
数(すう)・・人の先天的な「命数(命運、生まれ持ってきた運)」のことを表します。
紫微斗数は、「紫微星を中心とする星々より運勢を読み解く」占いです。以下の特徴があります。
●紫微星、天同(てんどう)星、文曲(もんごく)など、通常の星座や惑星とは異なる名称を使う。
●五行(自然を木、火、土、金、水の5種類に分けたもの)や八卦(はっけ:八卦とは、自然を8つの要素に分けたもの)などの考えがベース。
●中国(唐時代~宋時代)が発祥の地。
また、とても的中率が高い占いとして徐々に知名度を上げてきています。
さて、今回は紫微斗数からみた<結婚運>の強弱についてお伝えできればと思います。
「私は結婚できますか?」と紫微斗数で問えば、
●もともと持っている結婚の縁の強弱
●結婚相手となる人の容姿・性格などの特徴
●結婚に最適な時期
●離婚の可能性の有無またその時期や原因
などが分かります。
ここまで詳しく占うためには、生年月日に加え生まれた場所と時間などが必要となりますが、
生まれた年だけでも結婚の縁が強いか、弱いかを占うことができます。
生まれた年だけで結婚運をみる場合、私の携わる欽天四化派(きんてんしかは:紫微斗数占いの流派の1つ)では「天同星」を使います。
天同星は、別名「婚姻星」とも呼ばれる、福の星なのです。
この星は、誰もが持っている星なのですが、
その星の場所や状態によって一人ひとり運勢が異なってきます。
欽天四化派では、特に大切にしている4つの星があり、それを四化星(しかせい)と呼んでいます。四化星のエネルギーはとても強いため、この星たちが天同星に付くと意味が強くなります。
そして、この四化星が天同星に付く生まれの人たちがいます。
それは生まれた西暦の末尾数字が0,6,7の人たちです。
西暦の末尾数字0は、天同星に「薄縁」という意味を持つ化忌星(かきせい)が付くため、結婚の縁が弱いとされます。
末尾数字6は、天同星に「良縁」と言う意味を持つ化禄星(かろくせい)が付くため、結婚の縁が強いとされ、末尾数字7は、天同星に「覇気」と言う意味を持つ化権星(かけんせい)が付くため、やはり結婚への縁が強いとされています。
末尾数字1、2、3、4、5、8、9の方たちは、天同星に四化星が付かないため、ここでは結婚の縁は普通となります。
では、結婚の縁が弱い、強い、普通の人たちは、どのようなことに気を付けると良いのでしょうか?
より幸せな結婚生活を送るためへのアドバイスを「教えて!紫微斗数占い~結婚できる?後編」でしていきたいと思います。
ここまで前編をお読みいただきどうもありがとうございました。後編も併せてお読みいただければと思います。
※ご自身の正確な末尾を確認したい方は、「コロナ禍で、紫微斗数から見つめ直す適職診断」の表をご確認ください。