『紫微斗数』で見る 2021年予測

昨年2020年は、庚子(かのえね)年の一年でした。動きとしては、「庚」が五行<陽の金でも「荒金」>の気で、人の精神面、凝り固まった価値観を刺激し、「子」が五行<陽の水>の気を加えて、勢いを増す…つまり、

「古い価値観を押し流す=リセットしていく」年となったと考えられます。

 

そして今年2021年は、十干と十二支を組み合わせた60組※を1周期とする【60干支】でいうところの辛丑(かのとうし)年。

 

辛丑の「辛」も五行<金>ではありますが、<陰の金(研磨された金)>なのでその古い価値観が形を変え、「丑」の土に馴染む、つまり、「リセットされた価値観が少しずつ世の中に浸透していく」と読むことができます。

 

私がお伝えする欽天四化派(きんてんしかは)紫微斗数(しびとすう)では、

【四化(しか)】という大切な星が存在し、明るい良い作用をする<化禄(かろく)>、権力、争いを表す<化権(かけん)>、試験、文化を表す<化科(かか)>、囚われる意味を表す<化忌(かき)>という4つの区分から出来ていて運勢に大きく作用をしています。

 

2021年の「辛」の年に付く【四化】は、

・化禄⇒巨門(こもん)……お喋りで毒舌な女性

・化権⇒太陽……リーダー

・化科⇒文曲(もんごく)……芸術、女性的

・化忌⇒文昌(もんしょう)……文章、考え方

 

巨門は「お喋りで毒舌な女性」を表します。この化禄の作用により、そんな方たちの活躍があるのでは考察します。

例えば、フワちゃんや、ファーストサマーウイカさんは引き続き人気がありそうですね。

また、化科は「芸術、女性的」を表す星に付きます。これにより優雅な雰囲気も漂いますので、昔からある日本舞踊、義太夫節、華道、茶道、琴、三味線、着物など伝統や風情を感じる華やかな芸能の人気も高まるかもしれません。この中で興味があるものを是非取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

 

一方で、政治的な事柄では、化権が「リーダー」を表す太陽の星に付きます。化権には「権力、争い」の意味があるため、リーダー同士の政権争いが激しくなりそうな暗示。国外でいえばバイデン氏VSトランプ氏の争いは、思っていたよりも長引きそうな予感です。

また、「囚われる」という意味を持つ化忌が、「文章、考え方」の意味を持つ文昌に付きます。

ということは、ウィズコロナ時代への切り替えが難しく感じる人も、やはり少なくはないという印象を受けますが、本など文章に触れる機会を持つことで開運に繋がりやすい時期でもあります。本屋さんや図書館を見かけたら、入ってみることをオススメします。

 

 

2021年の開運ポイント!

「丑」の五行<土>の気を活かして、食べ物にこだわりましょう!

食べ物の多くは土から栄養をもらいます。また、食器も土から出来ているものが多く、<土>と食は縁が深いです。「辛」の<金>の気も併せるなら、食卓に華やかさも取り入れてみましょう。花を飾る、ランチョンマットを敷くなど食事の時間が楽しくなるように工夫することで、良い金運や昨今気になる健康運を呼び込むことができるでしょう。

 

 

※12支と10干は陰と陽に分けられています。

12×10=120組ではなく、陰は陰と組み、陽は陽と組むので60組となります。干支で陽陰、陰陽の組合せにはなりません。

 

 

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