蠍座占い師による、蠍座だけのための今月運勢

同じ星座を持つ蒼月紫野先生が、蠍座さんだけのための月の運勢を執筆!
この星を持っているからこそわかるあるある話、あるいは成功&失敗話を含め、その月のキーワード、ラッキーアクションまであらゆる角度から毎月の運勢を大いに語っていただきます。
「今月はどう過ごしていこう…?」と、きっと蠍座の占い師は自分で占ってアクションしているはず…。
それは、蠍座さんのあなたにとっても参考にならないはずがない!

 

 

こんにちは、蒼月です。

ついに霜月(11月)になりましたね。これから師走までは全員あれこれと忙しくなる季節です。大きな変化の時を、これから蠍座さんは過ごすことになるため、楽しくワクワクしながら健康第一でお過ごし下さい。

 

 

【今月の雰囲気】

11月の蠍座は、内面の深い部分に光が差し込むような時期です。太陽が蠍座に滞在する前半は、自分自身の本質や、これまで見過ごしてきた感情に向き合う機会が増えるでしょう。誕生月ということもあり、心の奥底にある願いや、魂の声に耳を傾けるには最適なタイミングです。瞑想などを日常に取り入れても良いと思います。自分と語り合う時間を設けるのもよいでしょう。

中旬以降、太陽が射手座へ移りますと、視野が広がり、内省から外への発信へと流れが変わります。今度は自分との対話ではなく、人との関わりの中で、自分自身の価値観を再確認し、信頼できる絆を深めるようなことが起こるかもしれません。

金星や水星の動きも、蠍座さんの対人関係やコミュニケーションに柔らかな光をもたらします。言葉にしづらかった思いが、ふとした瞬間に伝わるような、そんな優しい出来事も期待できそうです。

また、蠍座の持つ「再生」や「変容」の力が強く働く時期でもあります。何かを手放すことで、新しい可能性が開かれるでしょう。

 

 

【星の動きとその影響】

今月は少々星(惑星)の動きにも触れてみました。夜空を見上げながら色々思索しても良いですね。
普段は順行といいますが、たまに地球から見ると反対の向きに見えることがあります。これを逆行といいます。地球の公転速度と、他の惑星の公転速度の違いにより生じる見かけ上の現象です。

このあたりは、天文系のサイトを調べると、わかりやすく解説されていますので、調べてみて下さい。図がついているところもあるので、意味がよく分かると思います。まずは、国立天文台(https://www.nao.ac.jp/)のサイト内検索で、”惑星 逆行”と検索してみて下さい。その結果を読んでみることをお勧めします。
また、書籍で分かりやすいのは、天文ファン必携の「天文年鑑」(編集:天文年鑑編集委員会/発行:株式会社誠文堂新光社)でしょう。私も毎年購入しています。

 

さて、11月は蠍座にとって、内なる力を整え、未来への一歩を踏み出す時期。星の配置が、深い洞察力と再構築の流れを後押しします。今回はそれを少し読み解いてみましょう。全部の星ではありませんが、少しお付き合いください。

 

・太陽:11月22日まで蠍座に滞在。自己探求や本質的な変容に最適な期間です。活力をしっかり頂くためにも朝日を浴びましょう。

 

・水星:蠍座から射手座へ移動。思考が内省から外向きへと変化し、言葉にすることで気づきが得られる時期です。

今回は、水星の逆行する時期(11/10 040111/30 0337)があります
これは水星が司るコミュニケーション・交通・色々なテクノロジーに影響が出ると言われていて、実際、影響は大きめかなと私も思います。この期間は、とにかく用心深く過ごしておきましょう。契約などはミスがないか確認する、交通機関の遅延や思わぬトラブルで約束の時間に遅刻する、メール等が届いていない、あるいはスマートフォンなどを自宅に忘れてしまった……という事も予想されますので、念には念を入れるという感じで、お気をつけください。射手座と蠍座でおこる蠍座の逆行ですから、長距離の移動に今回はよく注意を。あとは安請け合いをしない、隠してきたことはそのまま守る事が、ポイントになりそうです。
私自身は水星逆行中に交通事故に巻きこまれ、時間に遅刻しそうになった事があります。水星逆行中だからと、はやめに移動しておいて良かったと思った思い出があります。

 

・金星:金星は11月7日に天秤座から蠍座へ移動し、深い愛情や誠実な関係性を象徴する配置に。良いきっかけも生まれそうですね。

 

 

 

【今月の行事と開運アクション】

前回書かせて頂きましたが、先月に終えた「十五夜」は復習ということで、載せておきます。

 

・十五夜(10月6日):心を整えるのに最適な夜。皆様は、月を眺めながら静かに、「お月見」は実は三度あります。今月あるものは、十三夜と十日夜願いを込めて、お月様を。ご覧になれましたか?曇りの地方も多かったと思います。
こういう雨や曇りでも窓を開け、空を見上げると良いです。ちなみに私は曇りでしたが、お月見団子を見ながら窓を開け、夜氣を部屋に取り込みました。家族の中で、私一人でハイテンションになりましたが、それもたまには良いものです。

 

・十三夜(11月2日):栗名月・豆名月とも呼ばれるものです。収穫への感謝を込めて栗や豆を供える風習があります今度こそ、晴れて欲しいですね。

日本では、お月様は夜之食国(夜の世界)を支配する三貴子の一柱・月読命という神です。農耕などには月の暦は欠かせなかったので崇敬されていたのでしょう。また世界各地で月に感謝をするという風習も多くあります。月読命が好きという蠍座さんは色々聞くと、どうも多いようです。何か気が合うのかもしれませんね。
安全に夜、眠れるよう見守っていて下さる感謝や、収穫されたものを食べられるありがとうという気持ちを、心の中で神様へお伝えしても良いと思います。美しいと愛でるだけではなく、古来から日本人が持つ、神への感謝への気持ちを大事にしましょう。祈りを続けていると、直感なども鋭くなる方も多いようですよ。

 

・十日夜(11月29日):「とおかんや」とよく言われます。これは田の神様に感謝する収穫祭です。東日本では「かかしあげ」などの素朴な行事が行われます。主に東日本に残っている風習です。

「片月見」は縁起が悪いとされるため、十五夜だけでなく十三夜も意識して月に心を寄せることが大切ですが、出来なかったからと言って何もかもが駄目になるわけではありません。一番よくないのは、「十五夜をみられなかった」と悲しくなる、ションボリする気持ちです。「私は片方だけでも見ることが出来て、すごく運も良いし、ついてる!」という感じで、やや強引ではありますが、ポジティブシンキングをしてみましょう。

また、立冬(11月7日頃)と小雪(11月22日頃)という二十四節気もありますね。衣替えや食生活の見直し、軽い運動など、季節に寄り添った行動が、開運体質につながります。七十二候も意識すると楽しいかもしれませんので、気になる、興味がある方は是非、調べてみてくださいね。

 

 

【全体運】

冒頭でも触れましたが、今月は全体的に自分の思考能力をフルに使い、物事を深く掘り下げる力が高まる時期です。例えば、焦って結果を求めるとどんどん結果が遠回りになることも。自分のペースを守りながら、丁寧に進めることが大切です。周囲の雑音は気にせずマイペースを保ちましょう。

人との関わりの中で、思いがけないヒントや助けが得られる場面もあるでしょう。孤独を感じる瞬間があっても、それは「内なる声」に耳を傾けるための時間。静けさの中にこそ、蠍座さんの洞察力、直感力などのミステリアスな本質が輝きます。そこから得る情報は無視せず、今は心に留めて置いて下さい。後日、役に立つことが必ずある筈です。

 

 

【仕事・金運】

仕事面では、理想と現実のギャップに悩むことがあるかもしれません。現在は「見直し」と「再構築」に適した時期。過去の経験や知識を活かして、長期的な視点で計画を立て直すことで、次のチャンスに備えましょう。

 

金運は、直感が冴える時期。「必要だ」と感じるものには迷わず手を伸ばしてみましょう。ただし、他者との関係性が絡む場面では慎重さも必要です。一目見て分かるような高価な物は目立つので、見せないようにしておくことも大事です。それだけで嫉妬されることもあるので用心を。
お財布の中を整えることも金運アップの鍵。茶系の長財布を新調したり、小銭入れやカード類は別で持ったりすると良いでしょう。財布も傷まなくなるので財布もご機嫌になります。居心地が良い財布には、お金がお友達のお金を連れて、また戻るといいます。良い運気になりますように。

 

 

【恋愛運】

シングルの方は、気持ちのすれ違いや誤解が生じやすい時期になります。言葉にできない想いが関係に影を落とすことも。穏やかな対話の時間を意識的に持つことで、未来に光が差すでしょう。また言葉はよく吟味して下さい。売り言葉に買い言葉は厳禁です。

 

パートナーがいる方は、穏やかな支え合いが生まれる時期ですので、お互いを更に信じ、色々なことを二人で一緒に挑戦してみましょう。原因がなんであれ、無言でイライラせず、理由を自分のできる範囲で、パートナーに話してみると良いですよ。結果として、相手から気がつかない自分の側面を教えて貰える事も多く、深い部分でわかりあえるので、更に関係性が良くなりそうです。

また、様々な事情でゆっくり相手や自分の家族や親しい人に紹介できていない場合は、良いチャンスが訪れそうです。その結果、ホッと肩の荷を下ろせたような感じで、蠍座さん自身の心を安定してくれるでしょう。長い友情がある相手など、疎遠になっていた人との再会もありそうです、旧交を温めつつ、上手にパートナーを紹介してみましょう。(但し相手は吟味して選んで下さい)

 

今月からは来年を見据えて動くほうがいいでしょう。あなたが過ごす11月が、心から楽しいものでありますように願っております。

 

 

【蠍座の誕生月に寄せて】
10月下旬からは、蠍座さんの誕生日期間が始まりますね。
お誕生日を迎える読者の皆さまへ、心からのお祝いを申し上げます。お誕生日おめでとうございます!これからを最高の一年間にしていく為に、今年は、蠍座さんの強い護りとなる誕生石の「トパーズ」をご紹介します。この鉱物と仲良くなると、凄く力が湧いてくるでしょう。

 

トパーズ(英: topaz/和名:黄玉 「おうぎょく」と読みます)のモース硬度は8と丈夫ではありますが、一方向に完全という劈開性があるので、強い衝撃を与えると内部に亀裂ができることがありますので取り扱いには十分、お気をつけください。ガラス光沢という輝きがあり、色は多彩で、実は黄色だけではないのです。

トパーズの語源は諸説ありますが、正直な所、まだよく分かっていないのでここでは省きます。気になる方は、鉱物の本やネット検索などで調べてみてください。

 

 

また鉱物的にトパーズは、OH-typeF-typeという二種類があります。光に長時間さらしても褪色しないと言われるものがOH-typeです。こちらの代表は、最高級のトパーズとされるインペリアルトパーズです。また、ピンクトパーズも基本的にOH-typeとは言われていますが、稀にF-typeの場合もあるそうですから、【色のついた石は基本的に日光浴をさせない】という鉱物保管の原則に従っておくと良いでしょう。宝石に加工されても鉱物の性質は変わりませんので、帰宅したらよく柔らかい布で拭いて、宝石箱などにちゃんと保管しておきましょう。

他の色は殆どがF-typeです。トパーズは日本でも少しだけ産出しますがF-typeになります。また天然のブルートパーズは産出量が少なく、本来は淡いブルーです。濃いものは天然ではとても珍しいです。ブラウン系トパーズのF-typeは光に長時間さらすと褪色しやすいので要注意です。

 

インペリアルトパーズ(男女共通の誕生石)OH-type
「皇帝の石」とも呼ばれ、自分の主のために最大の力を発揮する宝石。希望と友情を象徴し、人生の目的を明確にし、夢の実現を力強くサポートしてくれます。

 

ブルートパーズ(男性にもお勧め、女性にもOK)F-type
知性と冷静さを与え、思考を整理し、問題解決力を高めてくれる石。何かの研究や、創造的な仕事に携わる方に特におすすめです。

 

ピンクトパーズ(女性にお勧め)OH-type
女性の魅力と賢さを引き出し、愛情深く、芯のある生き方をサポートしてくれる石。自立した女性らしさを高めたい方にぴったりです。

 

ホワイトトパーズ(男女問わずお勧め)F-type
無色透明のこの石は、浄化と未来への前進を象徴します。迷いを断ち切り、進むべき道を照らしてくれる、静かなる導きの石です。

 

 

それぞれのトパーズには、蠍座さんの持つ深い情熱と精神性を支える力があります。
誕生日前の一粒万倍日に購入し、誕生日がきたら身に付けることで、石の力がより強く働きますよ。母子健康手帳などで自分の誕生時間が分かる方は、その時間になったら身に付けてみてください。あなたをいつでも支える、知性をたたえた最良の守護石となるでしょう。

 

誕生日そのものは、あなたがこの世界に誕生した特別な日。同じホロスコープはなく、あなただけのものなのです。ですから、誕生日に身に付けるトパーズは、非常に良いお守りとなり、あなたの未来を静かに、しかし確かに照らしてくれるはずです

 

蠍座さんがなりたい理想の自分や、あるいは自分の夢がはっきりとしていて、蠍座さんが心から満足できる確かな実力をみにつけるまでトパーズ達は励まし続けるでしょう。優しくもありますが、厳しい一面も持つ誕生石がトパーズなのです。成功した後も、トパーズはあなたに寄り添い、語りかければいつでも適切なアドバイスを教えてくれる事でしょう。

 

 

何年かけても、諦めず着実に匠の技を得るまで満足せず、たゆまぬ努力をし続ける蠍座さんにとって、理想の自分になる為にと努力し続ける事は、真に生きる力の源でもあります。頑張ること自体は蠍座さんには苦ではないはず。自分の目標とする将来に近付くための一歩ですから、続けていくことが自然とできるのです。

 

蠍座誕生日期間は、静かに、しかし確かに、未来への一歩を踏み出す時です。名月シーズンでもありますから、どうぞ、月の光を浴びて、秋の夜長を楽しみつつ、心身を整えてこの蠍座誕生日期間をお過ごしくださいね。

 

 
執筆・監修/蒼月紫野(蠍座)

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